バリュー・クリエーションのブログ

床下の湿気

お家の縁の下を覗いた事がありますか?
こんな種類があります。
1、土がむき出し
2、砕石敷き
3、砕石の上にビニールが被せてあるもの
4、コンクリートが敷かれているもの


1縲怩Rの場合は基礎が立ち上がり部分だけの布基礎で構成されていますし、4の場合は全面もベタ基礎になっています。
ベタ基礎の場合は、3の上に鉄筋を組んでコンクリートを流していますので、地中からの湿気は完全にシールドされています。

 便宜上ビニールと書きましたが、正確には厚さ0.15ミリ程度のポリエチレンフィルムです。
コンクリートを流す前に、このポリエチレンフィルムを見ると、めいっぱい内部に結露しているのが見れます。それだけ地面からの水分が上がってきている証拠です。

 とは言え、木材と違ってコンクリートは冷たく、通気口から入り込んだ外気が冷やされ、露点に近くなることも考えられますので、湿気が溜まりやすい場所であることにはかわりありません。
このため、基礎の四方に四角い通気口か基礎の天端に通気基礎パッキンを噛ませて、空気の循環を行えるようにしています。

床下に湿気が溜まると、柱や土台に腐食菌が繁殖しやすくなり、さらにシロアリの好む環境にもなってしまいます。

まずは、ベタ基礎にすることが、こういう事態を防ぐ最初の第一歩です。
ベタ基礎は、底と立ち上がり部分の基礎が一体となっている構造ですから、不同沈下にも効果を発揮します。柔らかい地盤にスニーカーで上がるのとピンヒールで上がるのを想像していただくと分かりやすいですよね。

 それからよくある質問ですが、床からの湿気で室内の壁がカビが生えたというクレームです。
私どもの工法の2×4工法でも在来工法でも、壁内部と床下とは完全に別空間となるように縁が切られています。

 さらに床は、フローリング材の下に、通常の合板ではなく厚さ24ミリの実(さね)つき合板を使っています。実とは、合板の厚みの部分にオスメスの凹凸がついていて、ざっくりはめ込みながら敷き込んで行くタイプの合板です。これでも湿気があればシールドされています。

よって、床下から上がってくる湿気で、部屋内の壁がカビが発せすることは、考えづらい状態なのです。カビが発生する原因は、ほとんどの場合、床から上の空間の湿度と温度、空気の流れに関係します。つまりは、生活の仕方にかかわるというわけです。

湿気のこもらない生活のスタイルに見直すか、空気の循環を促進するか、部屋温度を上げるなどの対策を講じるべきです。

 実は、私どもは規格住宅ですから、外壁や内部クロスの色は違えども同じ間取りタイプの家が沢山あります。でも、結露が激しいお宅やカビが生えているお宅は、まちまちです。つまり、まったくカビや結露が発生しないお宅もあれば、ある部屋だけカビが絶えないというお宅があるということです。

そして、アドバイスし、生活いスタイルや環境を変えていただいて、発生しなくなったお宅もあります。
大変言いにくいことではありますが、結露やカビの対策は、除雪や雪下ろし同様、施主様自身が取り組んでいただかなければならないことでもあるのです。

それが、家を長持ちさせることでもありますし、資産価値を持続させることにも繋がります。
結露やカビは拭いて取れるからいいや!ではなく、そのまま放置すると壁の表面どころか、壁内結露にも発展しかねません。そうなっつたら万事休すです。

早め早めの対策が肝心と言うわけです。





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