バリュー・クリエーションのブログ

値上げ、値上げで、これも値上げ!

 住宅ローンを組まれる方は、必ず火災保険に入らねばなりません。なぜなら燃えてしまっては、抵当の担保がなくなってしまうからです。
それでは、地震保険は?

これは任意です。
ただ、火災保険に入らなければ、国がやっている地震保険には入れません
この地震保険は、国と各損害保険会社が共同で行っているもので、利益は取らない公共的な事業になっています。なので、どこの地震保険も金額は同じですし、支払われる保険金も同じ条件です。

 この地震保険、払い過ぎて底をついてしまうのではと心配された方も多いのではないでしょうか。
地震保険の原資は全損保会社を合わせても5.5兆円だそうです。
今回の東日本大震災では地震保険の支払いがは1.2兆円を越えたそうです。それでもまだ余裕があります。

ただ、これから危惧される南海トラフ地震首都圏直下型地震などを考えれば、たりなくなる可能性も否めません。

そこで、政府と各損保会社は、今年の7月をめどに15%程度の値上げをすることになりそうです。
さらに、平成15年以降再度の値上げを検討するとしています。
確かに地震保険は任意です。入らない場合は、「入らない」書面による申告が必要です。そこまで入ることが当たり前になりつつある保険でもあります。

 ただ、地震保険の保険金は、建物を修復するための保険金と言うよりは、生活再建を支援するための保険金的な位置づけです。

よって、最大でも火災保険の半額分しかかけることはできません。
この他に、地震による家財保険もあります。これも、家庭内にある生活必需品へのダメージについて支払いが成されます。

私は震災一ヵ月後から、福島県や宮城県で地震保険の鑑定人をしていました。その経験から言うと、この地震保険は絶対入っておいた方がいいです。さらに家財保険も必ず入っておいた方がいいです。

 あくまで、被災者救援の為の保険です。通常の火災保険のように、ああでもない、こうでもない、「支払いには該当しません」とか、「見積もりを取ってください」とか、はたまた「はい免責です」なんてことは、よほどのことがなければありません。

鑑定人がその場で鑑定して、支払い保険金額まで算定し、その場で印鑑を押して、口座を指定するだけです。早ければ1週間後には着金します。

ただ、保険料の値上げ値上げで、加入率が伸び悩むのではないかと心配しています。
値上げと言っても、現状、山形県は保険金額1000万円に対して1万円程度です。これの15%アップですし、仮にその後にさらに15%値上げしたとしても、知れています。

この保険料の支払いは、年末控除の対象になりますし、耐震化の度合いに応じて割引率も大きくなるよう制度改正されるようです。
まだ、お入りでない方は、今からでも十分間に合います。火災保険をかけている損保会社を通じて、すぐにお入りになることをオススメします。






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