バリュー・クリエーションのブログ

達人たちの宴

 武道の大会や中継番組などを見るにつけ、段位が記されています。
だいたいが三段、四段といったところが現役でバリバリ試合に出ているクラスですが、昨夜の宴会はちょっと違ってました。

私が通う天童の友信館道場は「夢想神伝流居合」の道場です。
二ヶ月縲恷Oヶ月に一度の割合で、500円会という懇親会があります。いつも20名ほど集まるのですが、このメンバーが凄い。全日本を制するような居合剣士が何人も居ます。

東北各県から門人が集まるのですが、その段位がまた凄い。
平均が六段。決して爺さんばかりではありません。バリバリの現役剣士も数多く、最上位は範士八段、次に錬士八段錬士七段と続き、一番下が取りたての三段です。

 私などは修行年数は人一倍長いのですが、まだ四段です。かれこれ8年近く四段のままです。
なぜか・・・?それはなかなか稽古に行けないから・・・です。忙しさにかこつけて、ここんとこ寒いのでちょこっとご無沙汰で、お家で自主練です。

道場の床・・・冷たくて、足の指の感覚がなくなるぐらいなんです。足袋は真剣を使って稽古するということもあり、滑ると危ないので厳禁です。武人たるものこんな本音を言ってはいけませんでした・・・。

宴を囲む顔ぶれを見渡すと、あとから入門した門人や同期入門者もすでに五段、六段になっています。このクラスが一番多いのですが、皆さんのお仲間に、武道の高段者なんてどれぐらいおられるでしょうか。

昨夜は20畳敷きぐらいのスペースに20数名おりました。正に圧巻です。そこここで、居合談義に花が咲きます。酔いが回ってくると、手振り身振りも入り、白熱してきます。

友信館道場は、館長の松峯師範が直々に伝授する、直系正統の「夢想神伝流居合」の稽古場です。
ただの、武道愛好家集団ではありません。実は郷土武術の伝承と言う大きな目標が掲げられています。居合発祥の地は、ご当地山形県村山の林崎なのです。

この道場では、門外不出の奥義の数々を伝授してくださいます。それは、郷土武術の真髄前宗家の理合を次の世代に残すためとおっしゃってました。真剣を使い、相手を一撃の下に殺傷する古武術ではありますが、伝承しているのは殺人剣ではなく活人剣です。

今の世の中、温故などという感覚が薄くなって来ているように思います。
でも、せっかくこの世に、そしてこの地に生を授かったのですから、古来正統なものを一つぐらいは伝承したいものですね。





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