バリュー・クリエーションのブログ

子育て住宅?

 頭の良くなる住宅とか子供が健やかに育つ家とか随分と「子育て」というキーワードで差別化を計る住宅メーカーが多くなりました。

 先般、YBCのテレビ番組もこのテーマでの制作するということで、私どももペイドパブリシティで取り上げてもらえることになり、収録がありました。
実際にお建ていただいた施主様一家にもご出演いただきました。

先週も帯広でも「頭のいい子が育つ家」というのがあり、対面キッチンの近くにお勉強できるカウンターがあったり、廊下からではなくリビングから上がれる階段があったりと、なるほどね縲怩ニ思って見せていただきました。

 私は家を設計する建築士でもあり、不動産を売買する宅地建物取引主任であり、生涯の財務的なライフスタイルを組み上げるファイナンシャルプランナーの資格も有しています。
住まいについては、多角的に見える立場にあります。

 子育てに特化した住宅も結構ですが、何をするにしてもお金がかかります。 
それも1万、2万の追加金という話ではありません。仕様を変えていけば何十万単位、あるいは何百万単位です。

子育てファミリーがそのお子さんと一緒に住めるのは、せいぜい10年から15年でしょう。その後は、お約束で県外へ進学、そして地元へは戻らずに就職・・・。

たかだか10年か15年のために、そこまで子育てに特化した住宅に資金をつぎ込む必要があるのでしょうか。

 私は、住宅は家族が幸せに安全にそして安心して住まう器であり、そして何よりも家族の資産であるはずです。
私どもは、アパート住まいで「私たちは一生アパート住まい」とマイホームを諦めている子育てファミリーに資産家になっていただこうと言う「プログラム」をお売りしています。住宅屋や建築屋ではりません。

 子育てに特化した高い住宅を購入し、その為に住宅ローン返済が多額になり、塾も行けない、習いごろもできない、果ては夏休みの家族旅行も行けないのでは、本末転倒と言うものです。

さらに、子供が首都圏の大学にでも進学したら4年間で500万円から700万円の出費は覚悟しなければなりません。それが子供が2人だっつたら・・・・家が一棟買える位の出費が待っています。

それが10年か15年後です。子育てファミリーも40歳台半ばでしょう。それからこれだけの出費を学資ローンで組み、50歳も近づいた頃、その分を住宅ローンに加えて返済するのは気が遠くなりますよね。

ですから、夢は大きく、現実は・・・・・身の丈にあったマイホーム資産とすべきなのです。
今時、寒くて住めないような家や地震が怖いような家は、建てる業者すら居ません。住宅を計画すると金銭感覚が麻痺して、あれもこれもと熱くなってしまうものです。将来を見据えて、建物や仕様も冷静に見極めたいものです。

土地もどこでも言い訳ではありません。学区?そんなことよりもお金が必要になったら、明日にでも高値でちゃんと売り抜ける資産価値の高い土地を選ぶべきです。

オススメは、これから一生分の出費計画をちゃんと時系列的に記しいったい、どこでどれぐらい、そして年金をもらえるときまでは、いったいいくら資産を残さなければならないのかも表にして把握してみることです。案外、見たこともない金額になって、自分自身でビックリするものです。





<お知らせ>

私どもは、アパート住まいの子育てファミリー向けた、何から何までコミコミで1,350万円で建つローコスト・コンパクト住宅の専門店です。
頭金なし、ボーナス払いなし、月々家賃並みの支払いで、「家持ち資産家」の夢を実現いたします。
山形市を始め、天童、寒河江、河北、東根、村山、尾花沢、新庄へ至るまでの地域でお建ていたします。
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