山形、いや東北地方で建てられている住宅は、これに該当しません。
北方とは、津軽海峡の向こうの北海道エリアのことで、マイナス20度も珍しいことではないエリアに建つ住宅の中でも、断熱と気密の性能に優れた住宅を指します。
先週、この住宅を見たくて帯広へ出かけました。設計担当と営業担当を伴い、私たちが究極的に目指すべき住宅性能を共通認識するという目的もありました。
幸い、帯広はマイナスはマイナスでも10度程度で、穏やか?な天候でした。
耳が千切れるのではないかと、心配になるぐらい耳が冷たかった・・・。
工務店の異なる5棟ほど見せていただきましたが、共通していることは、家を説明するのに、まずは断熱の厚さから入ります。それほど断熱には気を使っていると言うことです。さらに、話は必ずと言っていいほど、暖房機器とその台数の話になります。
つまり、それだけの断熱と気密で、どれだけ効率よく暖房ができるかと言うことをアピールするわけです。
本当に家一軒がフル暖エアコン1台で、24度をキープしている家がありました。外はマイナス10度を越えています。
その断熱たるや、「青森仕様」をウリにしている私たちの断熱とは訳がちがい、想像できるようなレベルではないのです。
壁内の高性能グラスウール16kg・100mm厚までは一緒でしたが、さらに外壁の下にも追加の断熱材がつけられています。
その厚さは壁内という制限がないので、いくらでも厚く出来てしまいます。
壁内と壁外の断熱材の合計は200mmから400mmにもなり、下手をすると無暖房住宅、つまり、人の吐息と体温から発せられる熱だけで、20数度をキープできるという信じがたい断熱性能です。
窓は当たり前にトリプルガラスと言う三重ガラス構造で、室内の給排気も外部の冷たい空気を加熱して室内に入れ込み、排気も熱を奪ってから排気するという第一種換気が当たり前についています。
断熱性能Q値や機密性能C値は、全て数値で表され、夢の1.0台を大きく下回っています。
北方型住宅、恐るべし!!
ただ、その工務店やビルダーが口を揃えて言ってました。
断熱や気密は突き詰めていくと、際限がなくなり、マニアックな領域に入っていくそうです。
そしてそれにかかる費用も天井知らずだそうです。まるで、モンスターマシンを追い求めるカーマニアのようだとも言っていました。
そして、雪は重くて大変でしょうけど、東北はいいですね縲怐Aまだここより数倍暖かいから・・・・とも。
確かに、究極の断熱性能と気密性能にかける情熱的な工務店やビルダーの心意気は十分分かりましたし、実際、それらの住宅は信じがたい暖かさでした。
ただ、山形でそこまで求める必要があるのかと少々疑問も持ちました。
何事も兼ね合いとバランスが大切だと思います。
真冬でも半袖で、汗をかきながらアイスクリームを食べられるような家までは、さすがに必要ないのではないかとも思います。もっとも、これが安く出来るのであれば問題ないのでしょうけど、正直、お金はかかります。
真冬に1階のエアコン1台、2階のエアコン1台で暖房し、長袖とはいえ、快適に過ごせるのなら十分だと私は思います。
でも、私どもの建物も理想とするレベルまではまだ少しだけ距離があります。
ただ、私たちにはアドバンテージがあります。なぜなら私どもの現在の価格は、今でも価格訴求力がある価格です。ここに、もう少し、機密性能と換気システムを改良するために費用を掛けていっても、ぶっ外れるような価格帯にはならないはずです。なずなら、元が割安なのですから・・・・。
今年は、価格帯を押さえたままで、次世代の基準値をクリアできる建物商品を発表できるのではないかと着々と準備を進めています。
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