山形県内でも放送局や建設会社が遊休地を活用してメガソーラー発電などの太陽光発電花盛りですが、ホーム発電と言われる自宅の屋根で発電する太陽光発電は、なかなか山形では進まないようです。
これは、12月下旬から3月初旬までは雪がパネルに堆積し、なかなか発電できないからと言う雪国の特殊事情もあるようです。国を始め、県や市町村でも補助金をつけるなどしていますが、他地域のようには行かないのが実情のようです。
4月1日以降の25年度の行政の施策が次々と発表される中、この補助金や売電の買い取り価格も発表されています。
昨日、報道関係向けに発表されたプレスリリースを入手しました。もしかするとまだ、新聞紙上でも出ていないのかもしれません・・・。
一時、廃止が決定しそうだった補助金は、減額となって継続されることになりました。
それには、システムの設置価格の制限も厳しさを増してのものとなっています。
これは、販売側や製造側により安く提供させ、普及を図ることも目されているからです。さすがお役所のやることは、一粒で二度美味しい?
1kwあたりのシステム設置価格が41万円以下の場合は、2万円で、50万円以下の場合は1,5万円です。つまり50万円を越えて設置するようなシステムには補助しないというものです。
24年度である現行では、47.5万円以下の場合は3.5万円、55万円以下の場合は3万円と比べると、表面的には25年度は実質半分程度と言ったほうがいいのかもしれません。
さらに、売電価格も1kwあたり現行の42円から38円に下がりますから、ここでも1割ダウンです。
何縲怩セ、さっぱりうま味がないではないか!と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
なぜなら、多くの補助金を出していた頃よりも30%程度は確実にシステム設置料が安くなっています。
私どもでも、1年前と比べて、同じ金額で3割分も多くパネルを設置することができるようになっています。多くパネルを載せれば、発電量が増え、売電で得られる金額もアップします。
太陽光発電は、設備と捉えると導入費用が高額に見えますが、これは投資あるいはビジネスだと思って設置すべきだと思います。元が取れるのに何年かかるのか、それを設置するために融資を受ける金利はどうなのかを考えれば、答えは明白です。
少なくとも銀行に預金するよりははるかにいい投資だと思います。ローリスクハイリターンではありませんが、確実に回収が可能であると思います。太陽がなくならない限り・・・。
それと、雪国である山形ではどうでしょうか。仮に12月の下旬から3月初旬まで積雪のために発電できなかったとして、年間にしてみれば17%の時期は発電できないことになります。
裏返せば、元を取るのに他地域の17%分だけ余計にかかると言うことです。
通常は10年で元が取れると言われていますが、現在ではシステム設置費用が安くなったため7年半から8年で元が取れる価格帯のものも多くなってきています。これに17%分上乗せするわけですから、1年から1年半余計にかかるだけと言うことになります。
たぶん、26年度には補助金はすずめの涙ほどにしかなくなるでしょうし、買い取り価格もさらに1割程度は下がる可能性が濃厚です。
なぜなら、買い取り価格の転嫁は一般消費者に上乗せ請求となるから、反発も大きくなることが予測されるからです。
よって、今年あたりが太陽光発電を導入するには、いい年なのかもしれませんね。
先日、帯広の北方型住宅を視察した折、屋根一面に太陽光発電パネルを載せている家がありました。なんと、家庭用の発電限度である10kwを越えて設置しているのです。これを越えると事業用とみなされ、補助金などの対象外です。
でも、ちょと考え方を変えれば、小額の補助金を貰うより、パネルを多く設置して事業用にし、10年ではなく、20年間買取を保証してもらい、さらに、家庭で使った分の残りを買取してもらうのではなく、発電量全てを買い取りしてもらえる事業用の方が得かもしれません。
ただ、雪国とは言え帯広は事情がちょっと異なります。
山形と違い、晴天率が高く、粉雪は吹き飛ばされ、パネルには積もらないのだそうです。
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