バリュー・クリエーションのブログ

生き残り戦

 私どもの建築業界もそうですが、実は若者相手で商売をしている学校経営は、若者減少の波をモロに食らう業界です。
特に巨額の資金を必要とする大学経営は大変です。債務超過に陥っている大学や実質的銀行管理になっている大学も少なくないと聞きます。

私どもの頃でも、結構な数の私立大学がありました。
第二次ベビーブーマーの受け皿として新設された大学も数多くありました。正直、名前を聞いてもどこの大学だかわからないような大学も多数存在します。

これから就学人口減少を鑑み、大学も広げた風呂敷を畳み込む施策を講じる必要もでてくるのでは。
昨日、私の母校より「サポーターズ倶楽部」へのご案内が来ていました。

早い話が寄付金の勧誘です。一口三万円からだそうです。
母校は、マンモス大学の日大に続くほどの学生数を誇ります。よって卒業生も星の数ほどおります。母校愛に満ちたOB100人に一人が寄付したとしても莫大な寄付金が集ると言うわけです。

さらに200万円以上の寄付者には、寄付額に応じて6階級に分けられた名誉称号を贈呈するのだそうです。その最高ランクは1億円以上「維持員」という称号だそうです。なんか、もう少しかっちょいい名称にならないもんなのかねぇ・・・。この辺が、母校の母校らしさか。

その案内冊子を見ていて、母校の150周年(2032年)に向けてのビジョンが記されていました。
その中に20年後の生き残りをかけた高度な戦略が見て取れます。

学生数2割減の35,000人
これを補うために大学院生6割増で15,000人、社会人教育4.3割増の50,000人、外国からの留学生受け入れ10,000人

早い話が、若い学生が2割減る分、大学院で延長して学ばせる、青年がダメなら社会人を再度大学に呼び込む、日本人が減少するなら海外から学生を募る。そのために国内のみならず海外にも付属高を作っています。

さらには、受験方法の改革、そして学部に縛られない共通自由選択科目が4,000科目も設定するそうです。

大したもんだ!!さすが名だたる経営者を数多く輩出する大学は、みずからの経営戦略もスゴイ!!の一言。この大学は生き残るだろうな・・・。

そして、ご丁寧に裏表紙のキャッチフレーズは・・・・・
「皆様に支えられ躍進するWASEDA」
こりゃ、どこかの政党か上場企業のキャッチフレーズに似てますね。思わず笑ってしまいました。(笑)

「皆様に支えられて躍進するバリューハウス」




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