バリュー・クリエーションのブログ

職人のこれから

 ご存知のように、山形も職人不足に陥っています。
消費税アップのせいなのか、震災復興が原因なのか、来年の三隣亡のせいなのか、はたまたたまたまの建築ブームなのか。よく分かりませんが、各職方はスケジュールいっぱいです。

下手すると価格も言値なんてこともあるそうです。今時、声の掛からない職人はよほど腕のほうが・・・。ぐらいの話です。

これが今だけのものなのか、今後も続くのかは予測がつきません。
しかも、職人は高齢化が進んでいます。正直、私どもの職人さんたちも、少なくとも私よりはご年配です。
一般の会社では「定年」と言われる域の年になる方々も大勢居ります。

この職人さんたちが、高い所の作業や重い建材を持てなくなって、一線を退いたらどうなるでしょうか。口だけ職人ほど手に負えない輩はありません。

これら引退に伴なう職人数は、今後5年で半減、10年で希少価値の数と言われています。話半分としても危機的な状況です。

ただ、ご存知のように人口減、特に若い世代の新築施主様候補層が減少の一途を辿ることからすれば、これで数が合うのかもしれません・・・・。

でも、そうは行かないようです。何故なら職人のなり手がいないのです。今でもそうですが、これが人口減となった若者から職人になりたい者を見つけるのも大変でしょう。

真にもってこれは由々しき問題です。
工場生産はいいとしても、現場で機械やロボットでは建築は不可能です。
国家プロジェクトとして取り組む必要もあると思います。

日本人になり手がないのであれば、技術を身につけたいと言う世界の若者を集めて、職人養成塾でも開き、「海外産日本の職人」も真剣に考えるときだと思います。

このままでいくと、新築どころか、次世代マーケットである中古住宅リノベーション、リフォームだって施行できなうなる日が遠からずやってきます。

国や行政が動かないのなら、我々業者が組合でも作ってやるぐらいでないと・・・。
それには、事なかれ主義の役人が作った法律を緩和する事と、民間団体に金銭的な支援を行うべきだと思います。




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