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「今月の金利(令和2年4月)」

今月の【フラット35】の金利は先月より0.06%上がりました。
先月「金利は上がるかも」と書いたものの、理由は真逆でコロナウイルスの収束の反発から
上昇するかも・・・。としたところ、収束どころか出口の見えない拡大を続けています。

それを受けて、フラット35の金利の元となる長期金利は上昇しました。
通常、不景気になると金利は下がるものですが、長期金利は国債価格と連動していますので、
国債価格が下がる≒国債の金利が上がる状況になっています。(下段に続く)


【フラット35】 2年4月適用金利
返済期間 20年まで  1.23% (+0.04%)
返済期間 21年以上  1.30% (+0.06%)

【フラット35】S(当初金利を0.25%引き下げ)
返済期間 20年まで  0.98%
返済期間 21年以上  1.05%


国債価格が下がる状況というのは、日本の国債は「安くしても売れない」と言うことです。
現状、新型コロナウイルスの流行下で世界中で安全な国は見当たりません。
去年くらいまでは、日本は「安全資産」と評価されて国債は「高くても売れる」(≒利率は低い)
状況だったため低金利が続いていましたが、国債的に日本は安全ではないと言う評価をされている
ことです。
(治安が悪いと言う意味ではなく、投資対象としてお金的にリスクがないと言う意味です)
長期金利(2020年4月)
(出典)日本相互証券(株)
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