「地銀の保険窓販調査へ」
という記事がありました。
ホントに小さい記事で
ネットで調べても一件もヒットしませんでした(汗)
「生保が安定株主の見返りとして圧力募集してないか?」
・・・を調査するとしていますが、
それなら生命保険会社を調査すれば良いことです。
この調査の真意は、
保険が儲かるからと言って、
お客さんの意向を無視して
強引に保険を売っていないか?
・・・ということではないかと推測します。

その流れには伏線があって、
昨年、金融庁の長官が保険販売手数料の開示を拒む地方銀行に激怒した。
ということがありました。
手数料の開示だけなら
まだマシで
販売方法にメスが入るとなると
結構ヤバいことになるのではないでしょうか?

(以下、フィクションです)
(保険会社)「このたび販売キャンペーンとして、◯◯保険を販売していただいたら手数料を50%増でお支払いします。ただし、これは貴行のみの取扱で3ヶ月間限定です」(←これはフィクションです)
(銀行本部)「それはいいね。500億円販売したら、手数料10%で50億円。50%増で75億円の収益だね」(←これはフィクションです)
↓
(銀行本部)「【通達】特別キャンペーンで□□保険会社の◯◯保険の販売キャンペーンを実施します。目標は各支店に貼付けますので、支店長貴職自ら陣頭に立ち目標必達でお願いします」(←これはフィクションです)
↓
(支店長)「本部から目標がきました。3ヶ月で達成しなければならない。みなさん頑張って販売してください」
↓
(上司)「お〜い、みんな。対象先を残高一覧からリストアップして見込み先に頼みに行ってこい!」(←これはフィクションです)
↓
(部下)「お客様。これは当行イチオシの商品で大変利回りが良くなっております。当行の預金をシフトするだけですから、やっておきましょう」(←これはフィクションです)
↓
(銀行)「達成しましたぁ〜\(//∇//)\」
現場なんてこんな感じだと思います。(あくまで想像です)
お客さんの財産の管理・運用は銀行の役目ではありません。
今やお客さんは『自己責任』の名のもと、自分で金融商品を選ぶことになっています。
ですから、お客さんの財産(資金)ニーズに関係なく
銀行は自行に都合の良い商品を販売します。
買うか買わないかはお客さんの自己責任ですから!
銀行はお客様のご意向に従って販売しただけです。
そして、しっかり「説明を聞きました」という確認書を取り付けることだけは忘れません。
ウチの母親が
ジブラルタ生命の外貨建て一時払い個人年金の証券をもってきて
「これはなんやね?」
「おおっ!オフクロ、随分ハイカラな運用しとるなあ!(カッコいい)」
「知らんがね。銀行の人に『とにかく10年は解約したらアカン』と言われただけ」
説明それだけかよ?
OK銀行すげぇな…。
現場なんてこんなもんでしょう。
これを以て
銀行がアコギな商売をしているとは言い切れません。
各々の現場では、
頑張って言われた通りのことをしているだけなのですから。
手数料を稼ぐことは悪いことではありません。
誤解してはいけないのは、
お客さんは「銀行が我が家の財産を守ってくれる」と勝手に思い込んでいてはイケナイ。
ということで、
銀行は『自己責任ですからっ!』と言っているのです。
財産を守る方法は
自ら勉強して身につけなければならない時代なのです。
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