先日は岐阜県主催の木造住宅相談員の講習を受けてきました。
その中で、木材の強度について講義を受けてきました。
もちろん木材の種類によって強度は異なります。
木材強度は2つの因子で表せます。
一つはヤング係数(MOE)です。単位はkN/m㎡あるいはGPa。
これは剛性(たわみにくさ)を表す数値です。
もう一つは曲げ強さ(MOR)です。単位はN/m㎡。
これはどれくらいの荷重で壊れたかを表す数値です。
当然のことながら長さや断面によって異なるので、最大荷重(破壊荷重)と断面寸法や断面形状から曲げ応力度として計算されます。構造計算に必要なものです。
検査は目視によるものと機械を使うものがあります。
目視では有資格者が節や目まわりなどの強度的欠点に応じて等級分けをします。
機械は機械による非破壊試験によって等級を判別します。
しかし、機械だけだと表面的な欠点を見落とすこともあるので、一部目視による評価も併用してます。