以前に基礎の投稿でも触れましたタイトモールド工法。
苗木分譲地で施工予定だったので現場に行ってきました。
ベタ基礎の一種ですが、とても画期的な基礎工事です。
写真の白っぽい物が型枠です。
素材は特殊なスチロール素材なので、とても軽く水平精度の非常に高い施工が可能になります。
タイトモールドのメリットは大きく分けて3つあります。
一つは冒頭でも書いたように、型枠が非常に軽いのでミリ単位の調整が可能。
水平精度の非常に高い基礎施工が出来る事。
また、基礎断熱材としてそのまま残せるので取り外しが不要です。
二つ目は、シロアリに強いという事。
基礎に外張り断熱した断熱材はシロアリの格好の標的です。
シロアリの習性を調べつくしシロアリが嫌いな成分を型枠に使用。
人間には無害ですがシロアリには毒になる成分なので、シロアリをシャットアウト出来ます。
また、メーカーによる10年のシロアリ保証もついてます。
最後は、継ぎ目のないコンクリート打設です。
通常の基礎は土台コンクリートを打って、固まってから立ち上がり部分を施工します。
タイトモールドは、土台と立ち上がりが一度で施工できるので基礎と立ち上がりに継ぎ目が出来ません。
そうすることで地震や劣化に強い、とても強固な基礎が完成します。
ただ、一つだけデメリットとして挙げるとすれば、通常の基礎より少しばかり高値な点です。
どの市場でも同様に、良い物は値が張るんです。
長期の安心は簡単には買えません。
一生に一度の大きな買い物だからこそ、安心・安全にこだわることをオススメします。