新井建設のブログ

自然素材だからこその弱点!? カビと結露

皆さんは映画やドキュメンタリーで自然に木が倒れるのを見たことがありますか?

その原因としては、腐ったら朽ちて土に還るという自然の循環サイクルが挙げられます。
「自然素材の家」でも、このような事態になってしまう可能性があるんです。

こんにちは。
八王子市で自然素材を使った気持ち良い注文住宅の設計、
施工に専念している新井建設、代表の新井与四和(あらいよしわ) です。



まず、木が腐る原因として湿度の調整ができなくなることが挙げられます。

「でも、木は調湿効果があるんじゃないの?」

前回の記事を読まれた方はこのように思われるかもしれません。
確かに、木には湿度を調整する効果があります。

しかし、長い時間湿度が高い状態が続いてしまうと
その効果が発揮されず、内部でカビが発生し、腐る原因と成るのです。

また、日本は温暖湿潤気候でもあります。
この気候は家にカビや結露を発生させやすくするのです。

自然素材の力を過信していると、見えないところで建物の腐食が始まっているかもしれませんよ。

今回は、長時間の高湿状態によって自然素材が腐ってしまうことをお伝えしました。

自然素材の腐敗を防ぐ方法としては、
「定期的な住宅内部のメンテナンス」と「結露対策」が挙げられます。

特に、外壁や屋根の裏側の見えないところに結露する
「壁体内結露」には注意が必要です。

せっかく建てた家を腐食劣化させないためにも、
気になることは、しっかりと専門家と相談しましょう。
家づくりの小冊子