新井建設のブログ

お風呂での死亡事故 年間約5千人

こんにちは
自然素材を使って気持ち良く暮らす家をつくっている
八王子市の新井建設、水草 です。

「大寒」に入り 寒さと、雪かきがたいへんな
時期になってきましたね。
この寒さで お家の中 温まるはずの場所なのに
冷え冷えする場所があります。

洗面脱衣場とお風呂 です。

この時期に 特に気になることは お風呂場での
寒暖差による 「事故」「事故死」です。
毎年 5千人近くの方がお風呂場で亡くなっていることが
データからわかります。

実に家庭内事故で なくなってしまう65歳以上の
方の4割が「不慮の溺死」に該当しています。

(平成25年厚生労働省人口動態調査 上巻死亡第5.35表 より。総数には年齢不詳も含む 死因の内訳は主な項目のため、たしあげても総数にはならない。)

多くの方の溺死の理由が「心筋梗塞・脳卒中」であります。
冷えきった体をいきなり熱い風呂に沈めることで
急激な寒暖の差を受けた体が耐えられないのです。。

温めてある 居間から 冷えた廊下を歩き更に
冷え切った洗面所で 服を脱ぎ さらに
冷えたお風呂場に入る。
寒い寒いと言いながら ざぶんとお湯につかる。。
「あーー!温まる!!」
日本のお家ではよくある光景かもしれませんが
これだけでも どれほど負担がご高齢の体に
かかるかは想像に難くないですね。



では どうするか

今晩からでも、すぐにしていただける
いちばん 簡易的にできる例を挙げます。

① 服を脱ぐ前に 浴室に温水シャワーを散布し
室内や湯船のお湯との温度差を小さくする。
②入浴前には足元から心臓に向かって、順に「かけ湯」を行う。
③ 湯船のお湯の温度は39℃から41℃までとし、長湯をしない。
④ 家族が入った後に入浴する。
浴室も暖まりやすく、お湯の温度も熱すぎることがないので、
高齢者や高血圧症の人は、できるだけ「二番湯入浴」を心がける。

田舎に暮らす おじいちゃん おあばあちゃん お父さん お母さん
旦那様 奥様  。。。大切な方の
姿が目に浮かんだ方、ぜひ お伝えいただければと思います。

「もしもし
 お風呂入る前に
 シャワーで 浴室温めてね
脱衣場にストーブおいてね!」





さらに根本的に、洗面脱衣所 浴室を
暖かくするリフォーム工事に関しても随時
記載してまいりますね。
昨年リフォームした
H様邸


家づくりの小冊子