盲目のブラインドセーラーとともに太平洋横断に挑んだ辛坊さんが、命からがら救助され帰還しました。
ほとんど奇跡だと思います。私も随分と外洋に出ましたので、よーく状況が理解できました。
全国の熱心な支援者への思いもあり、苦渋の決断だったのではないかと思います。
私も東京縲怎Oァムレースの最中、外洋の真っ只中で浸水したことがありました。そのときも今回同様に床板を開けたらそこまで海水が来ており、みるみる内にくるぶしまで来てしまいました。必死の排水作業と穴の捜索の結果、どうにか沈没は免れました。
辛坊さんのお話を聞き、あの時の事がフラッシュバックのように思い出されました。
現場は日本から1200キロも離れており、しかも3m縲怩Smもの波高とうねりがある状況だったとの事。
映画の「海猿」ではありませんが、救助は至難の業です。
ヘリでは帰りの燃料にも不安が残ります。
海上自衛隊のUS2という救難飛行艇が向かってくれました。旧海軍の「二式大艇」の伝統を受け継ぐ水陸両用の大型飛行機で、世界に類を見ない波高3mの海上にも着水できる能力を有しています。
US2は厚木航空基地待機の岩国基地所属であったと思います。
実はこの救難に際し、その他にも航空機が向かっています。海上保安庁のジェット捜索機を始め、海上自衛隊の潜水艦などの索敵を得意とするPー3Cなど延べ5機も動員されました。
救助後の辛坊さんのインタビューでは、お騒がせしたことへのお詫びと救助隊への謝意が語られていました。
「せめて官姓名をお聞かせください」の問いに、「チーム全体でお助けしたのですから、何卒ご容赦ください」と言って、飛行服の腕につけられている「スコードロンパッチ」といわれる所属部隊ワッペンを剥がして渡してくれたといいます。
思わず胸があつくなるお話でした。
今回の遭難事故の原因は準備不足や過失によるものでないようです。何か大きなものに接触して亀裂が入ったのでしょう。
公開された事故発生時の映像を見るとクジラのようなものが水面に見えていました。
辛らつな批判も噴出しているようですが、オーナーではない艇長が、船を放棄するというぎりぎりの決断は、功名よりも命を優先する正に勇気ある決断であると私は思います。
惜しむらくは「このような結果となって、無謀と言われれば無謀であったとしかいいようがない」と言う自らの言葉。
結果だけをとって、無謀と言い切ってしまうなら、大海原を風だけを頼りに太平洋を渡ろうなんていうヨットマンはいなくなる。
私がホームグランドにしている日本海酒田沖も、実は大雨の後は同様な危険が潜んでいます。
新潟県の信濃川などに流れた大木が海流に乗って海上を漂流しているのです。
大木が故に、その重さで水没しており海面にはほとんど出ていません。
ドーンと衝突して初めてその存在を知るというわけです。
昼間なら目が充血するぐらい双眼鏡で探せもしますが、これが夜間だとアウトです。波が立っていれば、昼でも発見は不可能です。
こう考えてくると、危ない趣味にどっぷりはまっていることを再認識しました。
ヨットに限らず、どれだけ注意していても事故は起こるものであり、、もし起こったときに、その対応策と自ら命を守れる準備はしておくべきと肝に銘じました。
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