先日、都内に住む知人に話していたら、「ウチのお客さんは、予算的に厳しい方々が多く、せいぜい買えても土地面積は、40坪縲怩T0坪が多い」と話しましたら、「へ縲怐A結構でかいね!!」と言われて二度聞きしてしまいました。
都内の狭小地では、車一台の駐車スペースに三階建てというのが当たり前と言うのも頷けます。
ただ、都内でも山形でも都市計画区域内の土地となると、土地に対して建築できる建物の最大面積や最大容積は、法律で厳しく決められており、これをクリアしていないと建築許可が下りません。
私どもの一番コンパクトな建物は22坪の3LDKです。これは1階と2階の面積を合計したものが22坪ですから、1階部分の基礎を施工する面積は11坪となります、畳にして22畳敷きのスペースです。
一般的な住宅地エリアであれば、35坪程度の土地があれば車2台をギリギリ駐車しても、建物は十分建築できます。
こう話すと、三面を隣家に囲まれ、前面に4m道路が接する狭小地に、ぎりぎり建物の平面図をレイアウトして、こうやって建てたいとお持ちになるお客様がおいでになります。
実はこの建物、土地に収まりさえすれば、好きにレイアウトできるのかと言うとさにあらず。
都市(町場)を形成していこうとする都市計画区域内には、これから積極的に市街化を進めていくべき市街化区域というエリアがあります。
一般的にはここの区域内にしか家は建てられません。その区域内でも用途地域と言って、どんな種類の建物を主として建設していくべきエリアなのかが記されています。
ちなみに、私どもの会社があるエリアは「準工業地域」とされています。
最終的にこの用途地域によって、建てられる最大面積や最大容積も異なってきます。中心地の商業地域ともなれば、敷地一杯一杯にビルを建て、何階にも及ぶ背の高いビルも建築可能です。
一般的に住宅に適しているのは、住宅系の用途地域です。
ここは、風通しが良く、日光がちゃんと差し込むような衛生的で快適な住宅を建築しなければならないことが法で規定されています。
よって、前面道路の風通しなどを遮るように、道路ギリギリに建築することはできませんし、あまりに隣地や隣家に接近してしまい、まともに光が入らないような建物でも採光の制限に抵触して建築できません。ましてや民法では隣地境界線からの離れ距離は最低50センチと決められています。
このように、大きな土地にコンパクトハウスを建築することは容易ですが、いくらコンパクトハウスとは言え、狭小地に建てていくには、それ相応のプランテクニックが必要となります。
私どもの建物は規格住宅と言うこともあり、ほとんどが建坪15坪程度です。変形した土地にこの15坪の建物を法に適合した建物、間取りを考えていくのは、正にパズルと同じような思考回路をフル活用させます。
これとて慣れてくると、あるセオリーがあり、これをベースにレイアウトを組み上げていくと、案外スッキリ、ドンピシャに収まるものです。
今週末に内覧会をする小白川町の建物やこれから建築する江俣の建売住宅などは、正に法を紙一重でクリアして建築が可能となった建物です。
お時間があれば、是非ご覧ください。きっと目からウロコが落ちるはずです・・・。
<お知らせ>
私どもは、アパート住まいの子育てファミリー向けた、何から何までコミコミで1,350万円で建つローコスト・コンパクト住宅の専門店です。
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