炭素とは英語でカーボンですが、住宅にそんなにカーボンが使われてたの?
そんな疑問が出てきそうです。この炭素と書かれているのは、実は今問題になっている二酸化炭素、CO2のことです。
しかも、住宅の建材に使われているのではなく、住宅が建てられて、そこで生活するようになってからの排出される二酸化炭素を低くするよう細工した住宅と言う意味です。
裸火でも使うのでなければ、一般の住宅からCO2が排出されることは、なかなか考えられません。
これは、住宅で使うエネルギー、特に電気エネルギーを作る過程で排出される発電所のCO2排出を押さえられるような電気を極力食わない住宅という意味で捉えたほうが分かりやすいかもしれません。
もちろん、石油ボイラー、ガスボイラーや灯油ストーブ、ガスレンジなどの裸火を使うのを抑えると言うのは言わずもがなです。
早いお話が、電気やガス、灯油を使わなくても冬は暖かで、夏は涼しい家を作りましょうということです。
CO2を排出し続けると地球温暖化になって、異常気象等を発生させ、各方面、ひいては人類に地球的規模で悪影響を及ぼすので、毎日生活する上で最もCO2を排出するであろう住宅から、低CO2にして行きましょうということでもあります。
とは言え、この根本のCO2大量排出=異常気象という図式がどこまで科学的に裏付けられているのかは、私もわかりません。
ただ、今日から全世界で低CO2を法律ででも縛って、低減させたとしても、地球上のCO2濃度が低下するまで300年かかり、気温が低下するまでさらに数百年かかるといわれます。
将来も将来、今の努力が最低でも400年後の効果となると、子々孫々にまともな地球を残そうと言う壮大な理想でも掲げて、世界中の人々が、心を一つにして取りかからなければ、何ともなりますまい。
遅まきながら、日本でも低炭素法なるものを施行しました。
ただし、住宅に関して言えば、低炭素の基準をクリアしていなければ、家を建ててはダメという強制ではありませんし、義務化していません。
それでも2020年には義務化されるという方向性は示されてはいるようですが、それとて7年も先の話です。
現在は、国のお先棒を担ぐ住宅金融支援機構が、低炭素住宅の用件を満たす住宅は、フラット35の金利を10年間0.3%割り引くことが決まりました。
2000万円を35年間借りたとした10年間で約32万円節約できます。
32万円と言えば、近隣諸国なら家族で海外旅行を2回ぐらい行ける金額ですが、これを低炭素化にすべく、定められた仕様に上げていくとなると、たかだか知れています。
でもラッキーだったのは、いつになくクリアすべき基準が低いんです。
私どもレベルの住宅だったにしても、あと32万円程度あれば、ぎりぎりクリアできるレベルです。
一時、流行った長期優良住宅などよりはよっぽど取り組みやすい基準だと思います。
惜しむらくは長期優良住宅のような直接的補助金が出る制度になってくれれば、爆発的にヒットするのでしょうけど。
今回のクリアすべき仕様基準は、いつもと異なり、「ワザあり!有効!で最後の判定勝ち」みたいな感じです。
住宅の断熱もさることながら、電化製品や電気仕掛けの製品を組み込むことにより、基準に近づける不思議な仕組みです。住宅を設備面から低炭素化に変革させるのが手っ取り早いと思ってのことなのでしょう。
ただその前提は、断熱性能、気密性能、換気性能の向上であることだけは変わりありません。
軽自動車に6,000CCのエンジンを載せても、本来の性能を引き出すことが出来ないのと同じです。
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