バリュー・クリエーションのブログ

イレギュラーへの対応

 笑い話に、会社の先輩方から夜食を頼まれた新人がマックへ行き、セットを10人分注文したところ「店内でお召し上がりですか?お持ち帰りになりますか?」とマニュアル通りに聞いたとか。

私は先日とあるコンビニで、おじいさんがレジでタバコを買おうとして、こちらにタッチしてくださいと「20歳以上」にタッチさせられている光景を見ました。マニュアル通りとは言え、どう見ても20歳以上のおじいさんでした。

人の振り見て我が振り直せという事で、人ごとではありません。
人の揚げ足を取るわけではありませんが、私なぞは立場上、そういう光景はすかさず見つけてしまいます。
スーパーバイザーの目線と言うのでしょうか・・・。

ついつい最近、入院中に一生懸命介抱してくれた家内に御礼方々、慰労を兼ねて温泉に行きました。
プロが選んだ旅館百選に入っている県内海側にある老舗旅館です。値段もそこそこで、地元天童温泉などの倍ぐらいするところです。

和食処で夕食をとるべく案内されたテーブルで着席すると、椅子のホゾが緩み、ぐらぐらしていました。
椅子に掛けて転倒したのでは洒落にならないなと思い、椅子を交換してくれるように仲居さんに頼みました。
生憎、他のテーブルは予約制しか空いていないほど大盛況でした。

家内を座らせ、私はたったまま5分ぐらい待っていましたが、新たな椅子を持った仲居さんは戻ってくる気配すらありません。周囲のテーブルからは立ったままの私を稀有な目で見られるし、恥ずかしいったらありゃしない。

いよいよ待っておられず、通りかかった仲居頭のような女性に事情を話すと、大変失礼いたしましたと言い、即座に隣の予約席の椅子を持ってきてくれました。
乾杯もして料理も進み始めた頃、椅子を持って件の仲居さんが現れ、その予約席に椅子をセットして行きました。お詫びの一言もなく・・・・。

これがプロが選んだ旅館百選に選ばれ、全国からプロが視察に訪れる旅館です。
建物やフロントの対応はすばらしかっただけに、本当にもったいない話です。

翌朝の食事は別のテーブルでした。またしても椅子はぐらぐらです。我慢して座りましたが、これは経年劣化で、どの椅子もホゾが緩んでいることに起因しています。
掃除をするときに椅子を引けば、容易に気がつくことです。それを問題とするかしないかの意識の違いですし、そういう風に教育されている組織的な問題だと思います。

人の事ばかり言えないですね。
私どもも決して褒められる様なご対応をしているとは言いがたい事も多々あります。
プロ目線やマニュアルどおりではなく、お客様目線の大切さを再認識した小旅行でした。




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