年末にどれだけ今年は住宅の買い時なのかをお話しました。その中に住宅ローンは借り得なのかも記しました。
今年に入って新聞にもやっと出るようになりました。
予測どおりフラット35は、またまた最低金利を更新し、とうとう1.5%を割り込み、フラット史上初の1.47%となりました。これは政府の意向を汲んでというには早すぎる金利です。
フラット35の金利はまだ下がり、限りなく1%に近づいていく方向へ向かうと思われます。
市中の金融機関は、変動金利の5年物などは、すでに1%を切り始めていますが、片や35年固定金利のフラット35が1%前半に下がってきては、勝負にならないでしょう。
これまでは、市中の金融機関の住宅ローン金利は、フラット35の金利の約半分程度の5年固定の変動金利でした。
ここからすれば、市中の金融機関の住宅ローンは7%程度になって、初めて変動金利の割安感が出てくるのですから、まだまだ下がる可能性があります。
しかし、金融機関は貸し付けるお金のほとんどが仕入れているお金です。いったい、どうやって利ざやを抜くのか信じられません。まともに考えれば、赤字で貸付することにもなりかねません。
市中の金融機関は、金利値下げ合戦よりは、付加価値をつけた商品で差別化するか5年の固定期間を8年や10年に上げつつ金利の下げを緩やかにする戦術が考えられます。
例えば8年固定の変動金利で8%とか・・・。
付加価値の方は、すでに先駆けの地銀などでは出始めています。
がんと診断されたらローンはチャラとか、怪我や病気で働けなくなったらローン返済額をカバーする保険がついているとか、産休、育休時には最長2年間は元金返済を据え置けるとか、保育時に家事代行サービスが受けられるとか等等、様々です。
ただ、特典は魅力ですが、その特典が本当に自分に有益なものなのか、あるいは自分の既に入っている保険でカバーできないかなど、ちゃんと見極めて、自分自身に合った住宅ローンを探すべきだと思います。なぜなら、住宅ローンは買い手市場だからです。
金融機関にしても住宅ローンには万が一のときに供えて保証機関がつきますから、返済不能に陥ったら、保証機関が金融機関に弁済してくれますから、金融機関も大やけどすることはありません。
それだけ金融機関にとってみても、住宅ローンは安全な金融商品なのです。
それが故に買い手市場であると言えます。
自分に合った住宅ローンを手間隙かけても探し出すのが得策です。
これにより将来的に100万円や200万円なら簡単に差がついてしまいます。
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