新築をやっている業者は、色々なセミナーに出かけて講話を聴くと、「今後は人口減により新築需要は激減する。よって、ストックビジネスやリフォーム事業に力を入れるべきだ」と判で押したように言われます。
確かにその予測は間違っていません。
だからと言って、みんながリフォームビジネスにシフトしたらどうなるでしょうか。
私は、新築がゼロになることはないと思いますし、私どものような規模の会社が健全な経営をしていくのに支障が出るとは考えていません。もっとも20年後、30年後と言うのであれば話は別ですが・・・。
それよりも最も得意とする新築で、知恵を絞り、限られたパイのシェアを獲得していく事を考える方が、健全な経営理論だと思っています。
たぶん今後は、その販売方法や建物そのものも随分と様変わりはしてくるでしょう。その変化についていけるかどうかの方が大切で、得意な分野から延長線とは言え、別の分野に軸足を移すことには首を傾げてしまいます。しかも、それは同業業他社が皆考える方法でもあります。
それよりであれば、全く延長線上にない別の事業を新規に考えるべきだと思います。
これは組織防衛上大切なことです。
アベノミクスの三本の矢ではありませんが、以前勤めていたリクルートの江副さんも、最初は小さな商いでも、常に新規事業を創設していくことこそ、企業成長の種と言っておられましたし、創設する新規事業は、小さく生んで大きく育てるというのが鉄則と言っておられました。
そして、最も競合が少なくかつ成長が期待でき、情報を金に換えるフィールドに気がついていない市場を狙えとも。
今から考え得るその市場は増大する「シニアマーケット」に他なりません。そのリフォームを狙うと言うのであれば、誰でもが考え付くことですが、リフォームは耐久消費財と同じく、一度やれば数年はリピートしません。
常に新たな顧客を捜し求め続けなければなりませんし、そうなれば競合も多くなります。
さらに、そうなる市場は差別化が難しく、価格競争に陥り、宣伝力と資本力がモノを言う強者の戦略フィールドとなります。
到底、「地域密着」などと言う使い古された付け焼刃戦術では太刀打ちができますまい。
私がこのシニアマーケットに進出するとすれば、毎日消耗してなくなってしまうマーケットを考えます。しかも、常に面倒で、できれば変わって欲しいという領域です。その不便さを解消するところに商いの目があると思うのです。
実は、目星はつけてあります。
来年の4月を目標に準備を進めています。
なんで、新規事業を??
私どもは組織として生き残らねばなりません。それが私に課せられた最大にして最低の義務です。
もし私どもが消えてなくなったら、私どもを信じて気の遠くなるような年数の住宅ローンを組み、そこに住み続けてくださるお客様のフォローやメンテナンスができなくなるからです。
その業態を維持し続けるためにも、全く別の新規事業で組織存続の保険をかけておく必要があると思うからです。
もちろん新規事業ですが、人的に現勢力を割りふることはしません。そうなれば本業温存と言うスタンスからも本末転倒です。
新規に人員を募集しこれに充てるつもりです。それであれば、少しは雇用環境改善にも貢献できるかなぁと。
さてさて、まもなく激動の2013年も終わります。
来年も、いやいや来年こそは、またまた第3次創業元年をスローガンに掲げて行きたいものです。
<お知らせ>
私どもは、アパート住まいの子育てファミリー向けた、何から何までコミコミで1,350万円で建つロープライス・コンパクト住宅の専門店です。
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