本日は黎明館でかごしま緑の工務店の
研修会に参加してきました。

緑の工務店とは、県内産の木材を活用した
家づくりを推し進めている工務店のグループのことで
地材地建(地元の材料を使って地元の職人が家を建てる)を
掲げている住まいずとしても設計・工事スタッフを連れて参加してきました。
毎回様々な講演が行われますが、
1人目は林業記者の赤堀さんのお話。

「木の家づくりは林業に貢献できるか」
というタイトルでの講演でしたが、
ここ数年国産材の活用は増えてきているという嬉しいニュースの反面、
木目がきれいだったり、節がなかったりなどの育てるのに手間暇かかる木材が
なかなか評価されないという難しい問題も浮き彫りになってきているとのことでした。
これはどういうことかというと、昔は「化粧材」といって
柱や梁、桁などの構造が目に見えていたので
自然ときれいな良い材料が使われていました。

↑みたいに天井の梁の部分だったり開口部の柱などがそれに当たります。
しかし、家づくりの合理化や簡略化が進んでこういった家づくりも
極端に減ってしまいました。
目に見える木材の部分がなくなれば
手間暇&お金のかかるきれいな木材の需要も無くなってしまうとのことで
林業の担い手も減ってしまっているという問題が浮かび上がりました。
色々と考えさせられる内容でしたが、
木の家を作る会社として、少しでも林業や
日本の山にも貢献できる家を作っていきたいと
改めて思わされた11代目でした。
好評公開中!!
山をそだてている会社の「本物の木の家」

チーム「いえせん」
