千金堂 置賜店のブログ

キッチン回りのディテール⑨

午前中書いたブログの床下洪水について、「どういうこと?」という質問を受けました。

この時期はよく蒸れる時期と言われる6月なので余計に気になったんでしょうか?。

 

これは、床下空間が構造上どうなってるのかが一番大事な事。

日本の住宅の多くは、床下通気と言って、床の下、昔風にいえば縁の下は外気が出入りする構造がほとんどでした。

 

風穴といって、住宅の基礎の部分に金網やプラの通気口があったと思います。ここから外部の空気が流入し、また別の穴から抜ける

という構造で床下はいわば外部という概念の住宅がほとんどでした。

 

そうなると床と床下の熱を遮断しないといけなくなり、床下に湿気に強い断熱材が敷かれることになっていきました。

昭和の初期からオイルショックぐらいまでの建物はそもそもその断熱材もないスカスカの床も多かったはずです。

 

しかし、昭和の後期に入り、オール電化住宅が多く出現することになりこの床下も室内にするという概念が生まれまじめます。

室内ですから、先に述べた風穴は無くなっていきます。そう、縁の下が魔法瓶のような状態になったのです。

 

さて、こうなるとここの換気はどのようにしたら良いものかとなりますが、これには何種類か方法はあります。

でもね・・・。

 

その換気を全く考慮してない家が、実は結構存在していたんです・・・。さすがにここ数年はどの会社も理解して

換気は行ってるでしょうが、あるんですよね~、未だに・・・。これホント!。

 

恐ろしいことはここからで、さて床下が魔法瓶のような状況なら、どんなことが起こりますかね・・・。

今日の一言はこのヒント。

 

「想像つくと思いますが、緑色、グリーンになります。」。

クリーンでなくグリーンです・・・。おおっ怖!!。

 

肝心の洪水については明日になっちゃいます・・・。でも、理解して欲しいので続編をご期待ください。

 

 

 

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