対面キッチン・・・。
この言葉が生まれたのはいつ頃なんでしょうかね。
古来の日本住宅の間取りは、「玄関」「居間」「台所」客間」「水回り」等々が「廊下」を介して独立していました。
それが、「LDK」という連続空間の需要が増えることによって「居間・L」「食堂・D」「台所・K」が一体になる計画が増えました。
家族のやすらぎや家族間の協和がこのことで一層促進されて、温かみのある空間演出を可能にしたわけです。
一体空間ですから、温熱効果が上がることに加え、必要面積の縮小にもつながったわけです。
この効果は、「火事の抑制」あるいは「収納するものの区別」など、手法で暮らしそのものが変化したと言っても過言でないと思います。
そんな中、人と人の間隔を詰めること。また作業動線の直線化が可能になり、台所に向かったキッチンが誕生したわけです。
複数人での管理が可能になるため、効率は各段に上がったかもしれません。
でも、難点が一つ。どうしても台所は奥まったところにゾーニングしがちになってきます。
リビング→キッチン→ダイニングにはなりずらく、リビング→ダイニング→キッチンと大半はなると思います。
その場合のメリットデメリットはある程度想像できるかと思います。その善し悪しは人それぞれですのでその人の
特性を考慮してあげないとどうしても窮屈になるケースが増えるんじゃないでしょうか?。
次回はメリット、デメリットについて具体的に触れてみます。
ひろいの家 http://widespacehome.com/