先日からQ値計算に没頭しています。
C値とQ値は住宅の性能を測る一つの数値基準なんです。
C値とは
C値というのは、建物のすきま係数を表します。
簡単にいうと、建物でどれくらい「すきま風」が入るかということを数値化したものです。
高気密高断熱住宅でいうと、高気密の方ですね。
寒い冬にどんだけ暖房しても、すきま風がピューピューじゃ台無しですね。
古い住宅では、どうしてもC値は低くなります。
ちょっと前まではC値が5.0位上ならとか言ってたはずが、今では5.0とか恥ずかしくて言えないような数値になってきています。
C値を上げることで換気性能を向上させることができるので、高断熱化と比例して数値的には平均的に上がってきてるのも当然なことです。
こないだ冬キャンプをしたら、薪ストーブをガンガンに炊いてたのに、テントの中はすきま風がピューピューでなかなか温まらなかったです。
そんな感じです。
Q値とは
Q値は簡単に言うと、建物からどれだけの熱量が逃げていくか?というのを数値化したものです。
夜に熱湯を入れた湯たんぽがどれくらいで冷めてしますかということが数字で分かります。
こないだ冬キャンプをしたら、テントの中で寝ていたら、あっという間に湯たんぽが冷めてしまい、凍死しかけました(笑)
そんな感じです。
テントの例えはわかりにくいですかね?(ーー;)
じゃぁクルマで考えましょう。
ここのところ、気温はそれほど高くはないですが、車の中は日が当たると暖かいですよね。
外はピューピューと風が吹き荒れているのに車の中はポカポカ♪
これは車の気密性が高いおかげなのです。
あまり想像したくないけど、車の中で練炭を炊くと、すぐに酸素が無くなり・・・
これもクルマの気密性が高いせい(?)ですね。
今度は、クルマに乗っていて、日の当たる場所を走っていると暖かいですが、逆に日陰に入ると急に寒く感じることないですか?
それはクルマの断熱性能が低いせいです。すなわちQ値ということです。
鉄板に薄い断熱がしてあるだけのクルマでは、外気の影響をモロに受けます。
特に古いクルマはその影響を顕著に受けます。
暖めた車内が、すぐに冷えないようにする断熱性能をQ値と呼ぶのです。
なんとなくC値とQ値の概念をわかってもらえたでしょうか?
説明が下手で申し訳ないです(ーー;)
住宅の性能を数値で表すと、C値もQ値もどちらも高いほうが良いような気がします。
でもそれを実現するにはコストとのバランスもあります。
そして数値はあくまでも性能を表す一つの手法に過ぎないのです。
その辺りの話は、また今度の徒然でお話しましょう(・∀・)
岡山彰宏