岡山工務店のブログ

廻り子

この言葉聞いたことありますか?

僕もこの業界入るまで全然知りませんでした。

現場で大工さんたちが話しとるのを聞いとったんですが、頭の上に?がいっぱいでした( ゚Д゚)

廻り子は廻り縁とも呼ばれます。

見切縁の一種で、壁と天井が接する部分や仕上げが異なる部分が接する部分です。



廻り子の役割は、簡単に言うと言葉が悪いですが境目を隠すことです。

なぜそんなことをするかというと、ミリ単位で材料を切って張っていくんですが、どうしてもピッタリと作るのは至難の業です。

また、異なる部材が集まるところの納まりが悪いとすごく雑に見えて空間が締まりません。

綺麗に納まっても地震などの自然災害で揺れた時に、どうしても境目の壁紙が破れたり、亀裂が入ったりしてします。

破れてたり切れてたら気になりますよね?

廻り子を施工することで境目の納まりを良くし空間にメリハリが出来て綺麗に仕上がります。


天井と壁の境目をぐるりと回っているので廻り縁と呼ばれます

そうなると巾木も見切縁の一種ですが、それはまたの機会に触れることにします。

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