丸ウ吉田工務店のブログ

3.11から2年。福島にいま生きるということ。

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3・11から2年。いま、あなたは何を考え何を思いますか。

福島県の場合、現在もまだ避難者は15万人を超える数です。

県外避難者も6万人の方がおります。

この現実からは、復旧復興はまだまだだと感じます。

 

わたし自身も被災し、原発事故後は子供のことも家族のことも考え、避難も考えました。

いつのまにか地域からは人がいなくなってしまったのも事実です。

家内の実家は岩手陸前高田で、津波の悲惨さを目にしました。

 

いま、何か行動しなくては。自分が変わらなければ。

毎日が葛藤の連続でした。

きっとあなた自身もそうだったと感じます。

 

あの地震津波の悲惨な出来事。原発事故。

わたしたちは決して忘れてはいけません。あの時思ったことをもう一度思い出してほしい。

 

わたしたちは、大都市に集中する、社会インフラの相互依存。

巨大システムが、震災で、もう破綻していることを強く感じたはずです。

エネルギーの地産地消。ものづくりの地産地消。を実現しましょう。

それには地域の人が立ち上がらなくてはなりません。それはわたしたちです。

 

福島は大資本によるメガソーラー建設の話題が尽きません。

はたして、本当に地産地消が実現できるのでしょうか?

大きなシステムで地域環境を分断し、大資本依存で、地域雇用も期待できず、

地域の人たちが本当に感じ実践しなければ、原発村と何も変わりません。そう感じます。

 

食も、季節にかかわらずいつでも何でも手に入ることが本当に豊かさでしょうか?

遠方から空輸し、昼夜を問わず運搬される。それっていいこと?

もっともっと季節を感じましょう。

地産地消。を実現するために立ち上がりましょうよ。

それが被災地福島に生きる責務のような気がします。

 

 

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