あなたは、最近、「スマートハウス」という言葉を耳にする機会が増えてきていませんか?
スマートハウスとは、IT(情報技術)を用いて家庭内のエネルギー消費を最適な状態に制御された住宅のことです。
具体的には、太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器の最適化や、家電や設備機器などの消費電力のコントロールをします。
この「スマートハウス」に関心を持つ人が増えています。
節電の影響から、エネルギーを作り出すことの必要性を感じているのでしょう。
ほんの少し前までは、太陽光で発電した電力を蓄えることはできませんでしたよね。
しかし最近は、家庭用の蓄電池の販売も始まり、導入する人も出てきました。
とはいっても、現在の蓄電池はまだまだ高額なのですが・・・。
ということで、私はもう少し観察するのも手かなと思います(笑)。
さて、富士経済の調査によると、スマートハウス関連の世界市場は、2020年には18兆5293億円になると予想されています。
政府も、「高断熱化に限らず、自然エネルギーを住宅やオフィスに取り込んでいくことで、エネルギー施策の一端を担っていくようにしたい」として、低炭素循環型社会(スマートシティー)を少しでも早く実現したいとのこと。
そのため、フラット35やその他の色々な政策などで、環境に優しい家づくりを応援してきました。
ある調査によると「消費税が増税される前に、計画よりも早く建てよう」と考える人は6割もいたそうです。
数千万円の買い物ですから、前倒ししたくなるのは当然です。
しかし建てることが目的になり、慌てると失敗するので気をつけた方も多かったと思います。
平成11年度の省エネ基準さえ、2年前は新築住宅の4割程度しか対応していなかったようです。そういう状態で、新しい基準も出てきましたが、業者の対応も様々です。危惧する声も聞いた事があります。
スマートハウスが普及するためには、電機業界の動きがカギになります。
創エネ、蓄エネ、省エネを連携させるために、各機器の規格の統一が必要になるからです。
現在、スマートハウスに適用できる標準規格は存在しているそうです。
エコーネット規格と呼ばれるものです。
この規格に基づいた家電はあるのですが、販売結果が悪かったために、一部メーカーのエアコンなど、ごく一部での採用しかされていないとも聞いたことがあります。
住宅業界の準備は進んでいます。あとは電機業界の動向というところでしょうか。今後のために、普及に向けて動きを早めてほしいものです。
長期優良住宅とかスマートハウスとか、住宅業界の変化は早いですよね。
しかし、中には勉強不足の業者もいますから、慎重な業者選びをしてくださいね。
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