「より快適なキッチンを作ることが、家づくりの最大のこだわり」 という奥さまは多いですね。
毎日使う場所なので当然ですが、実際に住み始めてから、使いにくさに気付く人もいます。
憧れで選んで失敗することのないよう、一緒におさらいしましょう。
まず最初に確認しておきたいのが、キッチン全体の広さです。幅と奥行きのバランスで、まったく違ったキッチンが生まれます。
次に、食器棚や冷蔵庫などの寸法を測ります。冷蔵庫はいずれ買い換えるでしょうから、出し入れのスペースも考慮します。
「新居では、お漬物や梅干しをつくろう」と思っているのなら、それを置くスペースを考慮しないといけませんね。
さあ、残りのスペースが分かりましたね。そのスペースで、あなたの快適なキッチンを考えましょう。
ところで、あなたの今のキッチンの作業スペースは、縦横何センチですか?
そのキッチンは快適ですか?
もっと広い方がいいなら、具体的に何センチ広げたいのか、実際に測ってみてください。
作業スペースでは、まな板を置くだけの人もいれば、ピザやうどんを作る人もいます。それぞれ求める広さは違うので、実際に使う人が確認するのが一番です。
最近のコンロやシンクは大きめです。
作業スペースをどれ位確保したいのか、具体的に確認しておかなかったために
「狭くて不便になった・・・」と嘆く人もいるんですよ。
まず優先順位を決めておくと、そんな失敗を防げます。
そんな風にしていくと、システムキッチンのタイプは、おのずとI型・L型・U型と絞られてきます。
それから、来客の頻度や、奥様の性格を考えることも大切です。
忙しくてこまめに片付けられないのなら、アイランド型はちょっと……。
壁に向かう配置で、リビングとつながっているのなら、お客様にまる見えです。
これも、こまめに片付けられない人には厳しいですね。
対面式なら、ある程度の目隠しスペースが確保できますが、アイランド型のような開放感はありません。普段利用している姿を思い出しながら考えてください。
キッチンの広さ・いつもの使い方・奥さまの性格を見ていくと、無理なく快適に使えるキッチンが絞られてきます。
あとは、奥さまの理想と、どのようにバランスを取っていくか。
もし展示場やショップにいくのなら、そこのキッチンで実際にシミュレーションをしてみるといいですね。
最後に、床下収納についてひと言。床下収納の上を歩くと、普通の床と感覚が違います。
シンク前など、長時間作業をする近くに設置すると、足もとの違和感が気になるんです。
これは、料理をしない営業マンの視点では考え付かないんでしょう。
ハウスメーカーで建てた複数の知人から「あれは失敗だった」と何度も聞きました。
こだわりを持ちたい場所の失敗は、精神的なダメージが大きいんです。目で調べるだけでなく、あなたの体の感覚も活用して頂ければと思います。
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