暖かい日が続いていましたが、久しぶりに積もるぐらいの雪が降りましたね。
三月はこのような時期が毎年ありますが、この時期が終わると本格的な春の到来ではないかと思っています。
先日、長年使用していた腕時計を紛失してしまいました。
デザインも機能も傷み具合も気にならなくて、「一生この腕時計で大丈夫!」と思っていました。
無くなっていることがわかっても、三日間くらいどこかにないかと探し回ってみました。
しかしどこにも見つからなかったので、新しいものを買おうとネットサーフィンをしていました。
・「見える欲求」と「見えない欲求」
私の腕時計の希望は何点かあり、
・傷に強い
・仕事用にも普段使いもできる
・とにかく軽い
・電波時計
以上のようなことを考えながら商品を選んでいました。
色々なメーカーの商品のカタログを集めて、色とかデザインで思案をしていました。
本当に選んでいる瞬間というものは楽しくて、「このまま腕時計を買わなくてもよいのではないか」という本末転倒な考えすらよぎりました。
しかし詳しい内容(予算、大きさ等)を吟味していくと、さらに詳しい欲求が出てきて選ぶことが難しくなってきました。
結局腕時計の素人ですので、違いがよくわからないこともあり、以前使っていたメーカーの同じシリーズの商品に落ち着きました。
やっぱり知らないものに手を伸ばす楽しみよりも、今まで使っていた安定感や堅実さに惹かれた感はあります。
腕時計で悩んでいたことは、住宅の場合でも同じようなことがあると思いました。
・カタログを集めている段階は楽しいけれど、予算などを考え出すと苦しい想いをすること
・カタログでは良いと思っていたものが、現物を見るとそうではないと感じること
・自分の家づくりには○○が必要と思っていたが、■■についても検討しなくてはいけないと気付くこと
・別の会社にも興味が無いわけではないが、結局今までの付き合いのある会社さんに修繕をお願いすること
お客様にとってどれが最善の策や順番なのかわからない部分は多いと思いますが、ぜひ自分にとって腑に落ちる方法を見つける必要があると思いました。
総天然木の家づくり ホームトピア社長 野島比呂司