アサヒハウジングのブログ

法隆寺の古材は新材よりも強い!!

おはようございます。

日本は世界第3位の森林大国でありながら、

外国の木を輸入して、家づくりをしています。

日本だけではないでしょうか?

日本には素晴らしい檜や杉やヒバなどの木があります。

日本で家を建てるなら、日本で育った、日本の気候に合った

家を建てるべきではないでしょうか?

そして、必ずしも新材だけがいいわけではありません。

日本には新材以外にも、古民家で使用された『古材』があります。

ある方は本で築1400年の法隆寺の古材は新材よりも強いと言われています。

『古材の価値』

戦前、民家や町家が今よりもたくさんあった時代は、

新築する時、家をリフォームする時に、

「古い木材を再利用する」という事は

ごくごく当たり前の事でした。

そこには「モノを大切にする」「もったいない」という

日本人ならではの習慣がありました。

古い民家を解体したり、改修したりすると何度も使われた形跡のある古材が

梁や桁に再利用されています。

「使えるものは繰り返し使う」先人の残した知恵や

文化は本当に素晴らしい事だと思います。

しかし、高度成長期に入り、時代は「モノを大切にの時代」から

「捨てる時代」になりました。

解体された民家や町家から出る価値ある古材は

チップにされたり燃やされたり埋められたりと

廃棄物として処分されてきました。

そして現在、環境問題が社会的に叫ばれるようになり、

「モノを大切に」の時代がやってきました。

私たちは過去に戻ることはできません。

しかし、先人たちの教えを今に活かすことはできると思います。

「モノを大切に」「もったいない」という素晴らしい先人の

教えを今という時代に活かしていきましょう。


家づくりの小冊子