アサヒハウジングのブログ

日本の木材需給量と自給率

おはようございます。

日本における木材の需要量は、年間およそ1億m3で推移しています。

また自給率(需要量のうち、日本で生産された木材の占める割合)は

20%程度になっています。



これは、近年、外国からの製品丸太の角をとって断面が四角になったもので

イメージ的には柱または板状になったもの

輸入量の増加が目立ち、輸入量全体のおよそ70%以上を占めている状況に

あることによります。

世界第3位の森林国の日本がたった20%しか使用されていません。

日本は『木の文化の国』といわれるのは、古くから日本の森林には

木が茂り人が、その木を利用して家を造り、薪等を利用して生活してきたことによります。

木造住宅とは、家を建てる材料(骨組みの柱など)に「木」を利用している

家のことをいいます。木造住宅の特徴をいくつかご紹介しましょう。

1、木材には、熱を伝えにくい性質があるため、熱を遮断したり暖かさを

保つことができます。

2、木材には、空気中の湿度が増すと湿気を吸い、空気が乾燥してくると、

放湿する作用があります。

3、木材は、細胞の集合体で、これがクッションの役割を果たすことにより、

様々な衝撃を緩和します。

4、木材から発散される香りなどにより、ダニ類の繁殖などを抑える働きがあります。

5、木材は高音・中音・低音をバランスよく吸収し、音をまろやかにします。

このように、日本の気候や風土には、木造住宅がよく似合い、

私たちに快適な生活空間を提供してくれるのです。

家を建てようと考えるお客様で

『木の家は火災に弱いんじゃないんですか。』

と勘違されている方もいます。

木材は燃えるため、一見火災に弱いように思われがちですが、

ある程度の太さを持つ木材は、表面だけが炭化することにより、

一度に全部芯まで燃えてしまうことがありません。

これに対し、鉄などの金属は、高熱によって溶解するため、

強度の著しい低下により、木材よりも危険な状態になることがわかっています。

日本の家づくりは日本で育った、日本の気候に合った木で建ててください。
家づくりの小冊子