アサヒハウジングのブログ

日本古来の塗装

おはようございます。

木材の塗装と言えば現代では化学樹脂系の塗料を使い様々な種類や色で目を楽しませてくれますが、古来の日本で使われていた塗料とは土や果実などの自然素材を活用していました。


古民家に塗られる塗料としては『柿渋』があります。


柿渋とは、柿渋の果実を粉砕して圧搾して得られた液体を発酵して熟成させた赤褐色で半透明の液体です。


柿のタンニンを多量に含んでいて、平安時代より使われてきた日本固有の自然塗料と言えます。


発酵によって生じた酢酸や酷酸などにより臭いがきつく最初は抵抗があると思いますが、乾くと臭いもなくなります。


柿渋は防虫・防水・防腐作用があると言われていますので、木材以外のうちわや傘などの和紙や漁業の網や衣服を染めるにも利用されました。


古民家の外壁などで使用する際は縄灰(藁をなった縄を燃やしたもの)と混ぜて使われてました。


日に当たると自然に発色していく性質があり、塗り重ねると色の斑ができやすいので塗る際には注意が必要になってきます。
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