イギス イギスと言ってるが
正式には『イギス豆腐』と言って
汗ばむ季節には 寿司屋 居酒屋など

料理屋だけでなく家庭でも作ってだす。 

ただ 最近ではイギスを採って
それを家庭で食べるまでもってくるのは
なかなかお目にかからない。 

今治市周辺以外の方に ご説明しよう。 

イギスは 天草に似た海藻で
キレイな砂地の海で その中に岩場があるところに群生する海藻だ。
当然 潮の流れや 満干で海が大きく動くところに群生する。


 
 
 


我が家では 私達兄弟が中学生の頃
今治市の沖の大島で 毎日毎日 大量に採取し
毎日毎日 洗い 晒し 干し
これを貝殻や砂 また その他のゴミを取り除き
深く綺麗な海老茶色から
白くなるまで 何度も何度も 洗い 晒し 干す を繰り返し
それを 家庭や店によっては 海老やエソ
また 貝やアナゴや鯛などの出汁と大豆の粉
また 人参や大豆 また海老や胡麻など
好みに合わせて具材をいれ
固めて冷やして これを酢味噌や
生姜醤油やわさび醤油などで 食すのである。 

個人的には 海老の出汁と
青い大豆と海老が 適当に入ってるのを
 酢味噌で食べるのが好きなのである。 
我が家は 今でも おふくろが「イギス採って来てや」

て 事で 

なんやかんやと 吉海の法南寺に
墓参りに行った時々に 頑張って素潜りして
キャリー４杯ほど採ってくるのである。 




あとは 色々な場所に干すだけ 
毎日 地下水を盥に入れて洗って洗って
キャリーに入れて 堤防やいろんなところで干す。 

まぁ 市販もされてるが
塩素系や その他 科学的に晒してるのどは
やっぱり『何か』違うよね～ 


で イギス…… 



食べたい季節になって来たね～