迷い迷って

悩み悩んで

１人 歩く

 


凸凹道も 砂の道も 岩肌も

奥歯噛み締め １人 歩く

陽降る夏の日も
星降る冬の日も

手で額の汗を拭い
息を吹きかけ悴んだ手を温め

１人歩く 

 
  

何も見えない濃霧の朝も
顔や手足を打つ暴風雨の昼も

下腹に力入れて

１人歩く

 

いつか きっと 暖かい湯船に浸かる夢見ながら
いつかきっと キリリと冷えた冷菓を食す夢見ながら

１人歩く 

遠くに 遠い遠い遥か遠い光を目指し
微かに微かに 聞こえてくる人の応援を信じ

己自身の五感を研ぎ澄まし

１歩 １歩 前へ 前へ



 





騙され
蔑すまれ
嘲けられるとも

歩く……




信じてくれる仲間がいてる
兄貴やの親父やの言いながらついてくる仲間がいてる
泣きながらついてくる仲間がいてる
手を差し伸べてくれる仲間がいてる
叱咤激励してくれる仲間がいてる
尻を叩いてくれる仲間がいてる


そう １人だけど １人じゃない

そう 辛くて悲しくて
そして そして孤独だけど１人じゃない……



 



俺は やる！
俺は 歩くよ 歩き続ける
俺は 道を拓く
俺は 止まらない！
俺は 道を歩く！

俺は 前を向くよ!!
俺は 道をつくり歩くのだ！


よし!!