寒い日が続いていますね。
こういうシーズンになると断熱性能という言葉が、身近に感じます。
性能は、数値で表されてはじめて、比較検討されるものです。つまりは性能は数値で表されます。
最もこれを数値化した参考値になるのが「Q値」という値で、小さいほうが性能がいい、つまりは限りなくゼロに近づけば性能がいいという値です。たぶん、ゼロは無理でしょうけど・・・。
「Q値」は日本語で「熱損失係数」と言われ、住宅の天井、壁、床、窓などから逃げていく熱の損失が床面積あたりどれぐらいあるのかという値です。
あくまでも値ですから、完成した住宅を測定器で測定した値ではありません。
建築に使用する建材や断熱材、窓ガラスなどの事前に計算された数値のものを使用して建築しているので、この値に相当するというものです。
つまり、どれだけ凄い断熱性能を有する材料を使っても、実際に施工するレベルが低いのでは、正に机上の空論ということになります。
断熱性能をよくするためには、当然お金が掛かります。その予算は天井知らずです。究極は「魔法瓶」ということになります。
要はどこで妥協するかです。
費用対効果もありますが、断熱性能を高めるということは、イニシャルコストは掛かり増になるものの、明らかにランニングコストは下がるはずです。つまりは断熱性能を上げていくのは投資ということになります。故に兼ね合いと効率が大切というわけです。
余談ですが、竪穴式住居は断熱の元祖と言われます。
ええ縲怐H?と思われるでしょうが、竪穴式住居には、住宅内の45%もの熱が逃げてしまう窓がありませんし、住宅メーカーが競う断熱材を入れる壁もありませんし、床もありません。
あるのは冬でも一定の温度を保つ土間と分厚く覆われた屋根だけです。中では直火を炊きますから、室内は乾燥し、焚き火の熱は、土間に蓄熱されます。そして狭い中に多人数で居住していますから、人熱もあります。
ひと家族の人数が多くなり、部屋も必要になり、屋根だけでは住居を構成できなくなり、壁が誕生したと言われます。屋根は正に屋が地面に根を生やしていた竪穴式住居の名残りですよね。
そして時代が下り、明かりや風を取り入れるために窓ができたとも。でもこの時点では、まだまだ板一枚でしたから、断熱と言う概念はまだまだ発展と中だったのでしょうけど・・・・。
先日の勉強会では、東大の先生も言っておられましたが、元々日本の家屋は夏の暑さ対策の夏型住宅であったが、ここへきて寒さ対策の冬型住宅に変わってきたと言っておられました。
そして、住宅内で寒さのために死亡することはなかなかないが、暑さのために死亡する方は沢山いる。
元々、人間は寒さに耐えうるように進化を遂げてきたが、暑さには無防備だった。故に、住宅は、まず夏の暑さ対策を重視すべきといおうものでした。
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