いよいよ今年も残すところ今日一日。
今年は4月に消費税が上がったせいか、住宅業界全体の業績が実感値、半分程度。
固定費は一緒どころか、上がり調子です。
なかなか会社の経営も苦労の多い年でした。
まだまだ、住まい給付金が支給されたり、住宅ローン控除などの特典があることをご理解いただいていないお客様が多く、ご説明にも苦労しました。
私どもも結構シビアにシュミレーションして見ましたが、私どものお客様の層では、消費税が上がった後の方が、お得なケースが多かったように思います。不思議でしょ?
そのマジックは、所得に応じて給付される住まい給付金にあります。
何故なら給付金額は、お建てになる住宅の予算と無関係だからです。建物が高ければ、当然のことながら消費税も高額となります。そこへいくら給付金をもらってもまだ持ち出しが多くなってしまいます。
さらに高額の建物になると年収も高い客層となり、住まい給付金が少なくなってしまいますからダブルパンチなのです。
私どもの建物は、建物本体価格が987万円で何から何まで含めても1500万円ぽっきりです。
その何から何までの中には、消費税がかからないものもあり、消費税が課税されるのは、1350万円程度です。
そこへ3%分余計に消費税が掛かってくるのですから、たかだか知れています。
そこへもってきてお客様の層は、子育てファミリーのお若い方々ですから、所得もそうそう高くはありません。よって住まい給付金も規定されている最大額が給付されることになります。ここがキモの部分です。
来年、もし10%に上がっていたら、このロジックは使えなくなり、いくら給付金をもらっても、どうやっても持ち出しの方が増えていました。ですから今々住宅をと考えておられる方々にとっては、消費税アップを見送り延期されて正解だったんです。
さらに、来年度は住宅ローン金利も0%台に突入するでしょうし、所得税や住民税が戻る住宅ローン控除も延長、住宅取得に関わる登記手数料も減額優遇、親からの資金援助の免税枠も拡大、さらに住宅エコポイントの復活と、住まいを考えるには絶好の年回りと言うわけです。
私どもも、今年の落ち込み分を何とか挽回したいと、従業員一同知恵と汗を搾っています。
来年こそは・・・。
このブログをお読みいただいている皆様には是非ともよき年をお迎えいただきたいですし、倍旧のご支援、ご愛顧を賜れれば幸甚に存じます。
本年一年間、誠にありがとうございました。
皆様の新たなる年のご多幸をお祈りいたしております。
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