弊社の高気密、高断熱の北海道仕様の住宅は、以前、お話しました。
深夜電力で、基礎内に埋め込まれたヒーターを暖め、昼にその熱を床の排気口を通じて、暖気を全館に放出するという仕組みです。
昨日は内覧会で多くのお客様がおいでになり、その暖かさを体感されました。
昨日の午後3時の外気温は0度、外のバケツの水は薄氷が張っていました。雪はさらりさらりという状況でした。
さて、室内の温度は・・・・・
ずなり18度。外部との温度差18度です。
すでに、蓄熱のスイッチが切れてから8時間も経過しています。余熱だけでここまで室温がキープできているというわけです。
ただ、18度というと微妙な室温です。寒がりの方はちょっと肌寒さを感じるかもしれません。
ただ、秘密兵器があります。この建物の居室の窓には、エアハニカム構造のブラインドが設置されています。このブラインドは明かりを通すので、部屋はあまり暗くはなりません。
室温の約60%は窓から外へ逃げていきます。これはペアガラスとて同じことです。このハニカムブラインドを下ろすことにより、窓ガラスと室内に幅3センチ程度の空気層を何段にも形成することが出来ます。これにより、室温は確実に2〜3度は上がることが実験で明らかになりました。
室温が20度〜21度であれば、さすがに半袖でというわけには行きませんが、通常の服装であれば、快適に過ごせますし、補助暖房で短時間エアコンをつければ、すぐに25度程度には上がります。
さて、エアコンの話が出ましたのでエアコンについて少しお話します。
寒冷地にはフル暖エアコンがお勧めです。この頃のエアコンは省エネ節電タイプになっていますので、せいぜい消費電力は1KW〜1.5KWぐらいです。
ただ、一気に暖めようとするときに電力を使います。それより、温度設定も25度ぐらいにし、節電モードで運転すれば、昼なら1時間当たり30円ぐらい、11時から朝7時までなら深夜電力で10円程度です。
この頃の住宅は高気密高断熱が当たり前になってきています。よって一度暖まれば、急激に室温が下がることはめったにありません。しかっも第1種喚起を使っているところではなおさらです。
なのであれば、気温が下がる夜間〜朝まで、ゆるりとはかけぱなしにしても、エアコンの電気代は250円ぐらいではないでしょうか。もちろん寝ている間だけというのであれば、80円程度です。
これで、灯油代が掛からないというのであれば、そろばん弾いてみる価値はありますよね。
暖房効率を上げるには、先述のハニカムブラインドが、費用も安く超お勧めです。今ならカーテンと同じぐらいの価格で設置できるはずです。
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