住宅はよく坪単価などで、その価格の高低を比較しがちですが、その価格でどの程度の性能なのかを比較することが大切だと思います。
私どもは、数年前から何から何までコミコミ専門店に特化し、1350万円、1500万円、1640万円の3価格帯で建築しています。
この価格中の建物本体価格はと言えば、837万円、987万円、1127万円です。(全て税込み)
837万円と987万円の違いは、建物の大きさだけで、仕様は「青森仕様の暖ったかタイプ」で一緒です。1127万円の方は987万円と建物は同じですが、仕様が異なり、断熱と気密性能をアップして「北海道仕様の超暖ったかタイプ」です。
世に言うローコスト住宅は、安かろう悪かろうというのが痛切ですが、私どもの建物は、ローコストではなく「ロープライス」です。コストはそこそこ掛かっています。掛かっているというより、少々オーバースペックぎみですらあります。
特に、全てコミコミ1640万円(ひろしパック)は、ロープライスのハウスビルダーがそのノウハウを使って、寒冷地の北海道の基準をクリアすべく「超高気密、超高断熱」に挑戦した建物です。
断熱性能は、断熱材や窓ガラスの仕様によって、設計段階でも計算値でもとめることができます。
よって、机上計算で北海道仕様の基準をクリアする設計ができます。もっとも、ちゃんとその指定した断熱材や窓を施工時に使用しなければなりませんが・・・。
問題は、気密度です。こちらは設計段階で予測するしかありません。数値は完成した後に、専門検査会社の現場検査によって測定されます。ハラハラ、ドキドキです。
なぜなら、大工や電気設備業者、水周り設備業者の施工技術による部分が大きいからです。
「こうやって気密をとるように施工してくれ」とオーダーしても、一箇所隙間を防ぐのを忘れられたら、気密度の値はなんともなりません。
気密度は簡単に言うと、冷たい隙間風が、どれだけ家の中に進入してくるかの値ですから、隙間が少なければ良い気密度とされます。
床面積1?あたりの隙間面積??で現され、限りなくゼロに近づいたほうが気密度は良いことになります。この値を「C値」と言います。
気密度など気にせず、通常の大工が建てる家は、C値4程度です。
いみじくも「高気密住宅」と胸を張るには、C値1を切らなければなりません。
これまで、北海道仕様の住宅を二度建てました。そのC値は0.9と0.7でした。
まずますです。
今回山形市の和合町に建築した三度目の建物の気密測定が終了しました。
なんと測定値は0.46でした。ただ測定記録上は四捨五入されますので、「C値0.5」です。
在来工法で、30坪の面積で、この程度の費用でこれだけの気密度が出せたのは、奇跡だと思います。胸を張って「超高気密」住宅と言えるレベルと自負しています。
その性能で、本体価格は1127万円(税込み)、何から何まで全てコミコミで1640万円(税込み)です。
今日はちょっと手前味噌の自慢になってしまいましたが、それだけ私は嬉しく思った1日でした。
<お知らせ>
私どもは、アパート住まいの子育てファミリー向けた、何から何までコミコミで1,350万円で建つロープライス・コンパクト住宅の専門店です。
頭金なし、ボーナス払いなし、月々家賃並みの支払いで、「家持ち資産家」の夢を実現いたします。
山形市を始め、天童、寒河江、河北、東根、村山、尾花沢、新庄へ至るまでの地域でお建ていたします。
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