先日、娘のお世話になっている大学、「明治学院大学」の学園祭、「白金祭」に行ってきました。
学園祭の催しは、とても楽しいものばかりで、久しぶりに楽しいひとときを過ごすことができました。
(久しぶりに娘に会えたのが一番楽しかったのですが・・・)
さて、明治学院大学は創立150年をこえる、とても歴史のある大学です。
大学のキャンパスの中には、創立当時から改修等を重ね、大切に保存されている建物がいくつかあります。
建築業を営む自分としては、とても興味のある建物ばかりでした。
学園祭見学終了後、興味深く見学をさせていただきました。
以下、ご紹介したいと思います。
(一部、大学HPより抜粋してご紹介します)
明治学院大学はカトリック系の大学なので、キャンパス内にチャペル(礼拝堂)があります。
日本に数多くの建物を残したW.M.ヴォーリズの設計により1916(大正5)年に竣工したこの礼拝堂は、ヴォーリズ自身の結婚式に使われたことからもよく知られる名建築。
学院のキリスト教主義教育のシンボルとして、当初から同じ場所に立ち続けている。
チャペル内部
壮大なる空間。2Fホールにはパイプオルガンが鎮座しています。
このオルガンは18世紀のヨーロッパ形式のものを再現したというもので、世界でも珍しい一品とのことです。
チャペル正面のステージ。
そして、明治学院「インブリー館」
1889(明治22)年頃に、当時のアメリカ木造住宅の様式を取り入れて建築された。
ここに長く住んだW.インブリー博士の名にちなんでインブリー館と呼ばれているが、都内に残る宣教師館で最古のものであり、国内でも2番目に古いものである。
そして、「明治学院記念館」
入り口に1890(明治23)年の竣工年を示す文字が刻まれているこの建物は、アメリカ人宣教師H.M.ランディス教授の設計によると言われている。
当時アメリカで流行したネオゴチック様式の総赤煉瓦、フランス瓦葺の2階建てで、中には神学部の教室・教授室と学院の図書館が置かれた。
建設当時在校した島崎藤村は、小説『桜の実の熟する時』の中で「まだペンキの香のする階段を上って行って2階の部屋へ出ると、そこに沢山並べた書架がある。・・・・書架で囲はれた明るい窓のところには小さな机が置いてある。そこへも捨吉は好きな書物を借りていって腰掛けた・・・・」と、この建物の中の自身の姿を描いている。