本年の更なる飛躍を祈願して、だるまの目入れを行ないました。
今年はどんな年になるでしょう?
心を込めて目入れを。
七転び八起き、転んでも転んでも起き上がれるよう、粘り強くいきたいものです。
そして今年の年末には、だるまさんの両目が開眼しますように・・・
事務所の棚に飾らせていただきました。
どうか一年見守っていてください。
このあたりでは、群馬のだるまが有名ですが、
ちょっと調べてみました。
だるまが、単なる縁起物として作られていたのであれば、これほど多くの人に親しまれていなかったかもしれません。
養蚕農家の多かった北関東では、養蚕の大当たりを祈願するため、縁起だるまを守り神として祀るようになりました。
蚕は、繭を作るまでに4回脱皮します。その時、動かなくなった蚕が古い殻を割って出て動きだすのが、目を覚ますように見えることから「起きる」と表現していました。
そこで、七転び八起きで勢いよく起き上がるだるまと、元気よく起きる蚕をなぞらえ、養蚕の大当たりの願かけが行なわれるようになったのです。
養蚕の守り神として祀られるようになっただるまは、やがて一般家庭へと広まり、さまざまな願かけが行なわれるようになっていきました。
達磨大師※)の分身として、また、堅実なる信仰の中心として神棚に祀り、思い思いの願いをかけながら、片目をいれる。
その願いがめでたく成就したら、残りの目を入れて感謝をする。
だるまが長い間愛され続けているのは、 置物でもなく、飾っておくだけの縁起物でもなく、手を合わせる対象であるからです。
そして、目標を達成するための向上心を常に高めてくれる存在だからなのです。