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「イジられる古民家…」

古民家活用の事例は方々で聞くようになりましたが、よく見るとそのほとんどが店鋪です。

先日も千葉県で古民家活用をビジネスにする催しがされました。
https://www.value-press.com/pressrelease/183391
更に千葉銀行は古民家に融資をします。
http://www.chibabank.co.jp/news/hojin/2017/0524_01/pdf/news20170524_01_001.pdf

仕方ないと言えば仕方ないのですが、
ここで言う古民家は、ノスタルジーを感じさせる集客装置です。
千葉銀行も「住宅には融資しません!」と言い切っています。

古民家をビジネスとして捉えること自体は悪くありません。
飽きられるまで5年くらいは稼げるでしょう。その間だけでもその地域にお金を落とせば、
何もしないよりはマシです。

古民家と言えど、昔は人の住む家でした。
それを現代の技術で安全・快適に住めるようになれば言うことなしです。人の住む家を引き続き
人が住めるようにすれば、空き家問題も引き継ぎ手のいない相続問題も発生しません。

本当は、古民家への注目が本来の住まいに向けられるべきと考えます。
実際は、元住んでいた家が『流行のビジネスに弄られている』ような気がしてなりません。
現実的な問題として、コストや収益を考えるとムリだから、せめて店鋪で延命しとくか…という
ところでしょうか?
これとて、立地が悪ければ見向きもされません。

沸き立つ『古民家ビジネス』が将来痛いしっぺ返しを食らわないか心配しています。
古民家2906




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