家づくりマーケッター富田義明です。
最近各住宅メーカーが、住宅ローン０円住宅を打ち出しています。
太陽光発電を載せられるだけ載せて、売電で住宅ローン分の金額を捻出する家です。
太陽光発電自体は素晴しくお勧めできる物なのですが
０円住宅にはカラクリが隠れているのです。
そしてプランの下には次のようなただし書きが書いてあります。
建物本体価格には土地・諸費用(屋外の給排水工事などの建物以外にかかる工事費及び
太陽光にかかる電気工事ならびに電力会社への工事保償金、各種保険料、登記費用
ローン諸費用などの合計金額)は含まれていません。別途必要です。
売電予測額は、太陽光発電の買取制度を活用し、概算で算出しております。
2014年度の買取価格は推定です。
日照条件により異なりますので、必ずしも売電金額を約束するものでは御座いません。
カラクリはこんな感じ。
１）この金利はおそらく変動金利です。低金利で返済額を低く算出しています。
毎月金利が変わります。しかも必ず金利が上昇します。
絶対に組んではいけないローンです。
２）自己資金が300万円あることが前提になって計算しています。
３）土地代は含まれていません。最低でもプラス600万円くらいはアップします。
４）諸経費や屋外給排水工事費等は含まれていません。
これもプラス200万円くらいアップします。
５）売電金額は推定です。絶対にこの金額で売れるとは限りません。
土地からすべて含んでローンを組むと2814万円です。月々84,000円の返済になります。
売電が計画通りできるか・20年買取保証なので20年以降はどうなるのか？
繰り上げ返済を計画的に行っていかないと、20年後は84,000円の返済が始まる。
太陽光発電システムの耐用年数はどのくらいなのか？
考えなくてはいけないことがたくさんあることがお分かりいただけましたでしょうか？
ではどうするか？
太陽光発電を有効に使い、借入れ金額も最小限で抑える建築計画を作る。
そして、月々の返済を減額していく事をお勧めします。
ご家族の長期のライフプランを考えて
賢く、自分に合った太陽光住宅を建ててください。
詳しく知りたい方はお問合せください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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