一昨日の山形県沖地震による被害がメディアで報道され、被害の全容が明らかになってきました。
海沿いの地域ということで瓦の損壊やブロック塀の倒壊。
これは昨年の大阪でも被害が出ているように今後迅速な対策が必要ですね。
加えて温泉地では湯せんのパイプが被害を受け送水ができないようでしばらく営業は休止とのことです。
その中でも、実は報道はあまりされてませんが結構液状化の被害は出てるようです。
これは昨年の北海道胆振地震でもありましたし、東日本大震災でも大被害がありました。
マンホールが突き出るような現象はないみたいですが、地表面がゆすられ摩擦力のなくなる地盤に
なってしまってるようです。
これの対策が実は建築的には一番厄介で建物自体を支える基礎、土台の下になるわけですから
深刻な影響が懸念されます。
液状化対策はいまのところ有効な対処工法は限られており我々建築士においても悩ましい現実が改めて
浮き彫りになったような気がします。