今回は、お住まい造りのちょっとした
マメ知識をお話ししようかと思います。
お住まい造りのなかで、地鎮祭、上棟式
なんて言う言葉を聞いたことがあるかと思います。
今回のお話しは、上棟の際に使う「幣束(へいそく)」
についてです。
見た事のある方もいらっしゃるかと思いますが
幣束とはこちら↓のお飾りを言います。
上棟の日に、無事上棟出来た事
そしてこれからも家を末永く護って頂く事を
願って、組み上がった棟の高い所に安置します。
ジブリの映画、「となりのトトロ」のワンシーンで
古い家屋の屋根裏にいる、まっくろくろすけが
出てくる場面、あの場面に古びた幣束も描かれているのを
ご存知でしょうか?
あの様に、幣束はいつまでも家の屋根裏から
そのお住まいをじっと護り続けてくれています。
それを思うと、ありがたいですし
一層、住まいを大切にしようと思いますよね!
これは私は日本の美しい心を表した
素晴らしい習わしだと思っています。
上棟式は昔ほどの、豪勢な行事は
見かけなくなってしまいましたが
この様な心は確かに受け継いでゆきたい
ものだと思います。
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小野瀬工務店 の紹介
弊社は大正初期から先代 小野瀬 司平が営む左官業を契機とし、昭和22年に小野瀬工務店と改め、木造建築の請負を始めました。先代の一徹な職人気質とお客様との心通う家造りを忘れず、日々学びを重ねてきました。 皆様に感謝いたしますとともに、今後とも一層努力していく次第です。温かな住まい造りへのご用命、一同お待ち申し上げております。