家は買った金額でなく、ランニングコストやメンテナンスコストまで含んだ金額が家の値段だと思います。
メンテナンスコストの代表格と言えば、外壁塗装ではないでしょうか?
外壁は紫外線や風雨を365日浴び続けています。
外の過酷な環境に耐えているので劣化が分かりやすく表れる部分です。
一言に外壁と言っても沢山種類があります。
今回は住宅でよく使われている3種類にスポットを当ててご紹介させて頂きます。
住宅でよく使われているのは、窯業系サイディング、ガルバリウム鋼板、タイルです。
その中でも一番多いのは窯業系サイディングです。
理由は、価格がお値打ちで種類が豊富で施工がしやすいことです。
ガルバリウム鋼板は、板金と呼ばれることもあります。
価格帯は窯業系サイディングよりも少し値は張りますが、耐久性に優れています。
最後にタイルです。
タイル自体は高温で焼きつけているので、半永久的に持ちますし、変色や色褪せに強い素材です。価格帯はガルバリウム鋼板よりも少し値が張るくらいが一般的だと思います。
ここで一つ絶対に覚えておいてほしいことがあります。
メンテナンスフリーの素材はないという事です。
タイルやガルバリウム鋼板はメンテフリーです!と聞くことがあると思います。
確かにタイルは素材自体半永久的ですが、タイルをくっつけている素材はタイルではありません。
したがって、必ず劣化はします。
ガルバリウム鋼板も金属なので耐久性はありますが、塗膜は永久ではありません。
素材の耐久性=外壁の耐久性にはなりません。
ちなみに、劣化に弱いと思われがちの窯業系サイディングですが、最近では高耐久の物や、親水加工で汚れが付きにくいものも出てきています。
技術は進歩しているので、そのうち本当にメンテフリーの素材が出てくるかもしれませんが、現時点ではありませんのでご注意ください。