こんばんは。
本日からW様邸の建て方作業が始まりました。
本来、先週の金曜日に予定してましたが、大工の棟梁がインフルエンザにかかってしまい、鼻血が止まらない位熱が出てしまい、お客様にご無理を言って、今日に延期させて頂きました。
今週の初めの頃の週間予定では今日はマークが出ていて心配していましたが、だったのでとても気分よく建て方作業を迎える事が出来ました。
建て方時の自分の仕事とはと言うと、建て方の作業自体は大工さんに任せています。
自分は、材料等が発注通り入ってきているか、図面通り納まっているか、構造材は間違いなく組まれていて、釘・金物がゆるみなく止められているか、安全に作業しているかなどチェックしています。
そのいろいろなチェック作業の中の一つを紹介します。
建物が垂直に建っているか確認する作業です。
写真のように
柱にさげふり(四角い筒の中に糸におもりがぶら下がっています)という物を固定して、まっすぐに建物が建っているか確認します。
傾いていれば、おもりが筒の中心ではなくどちらかに寄ってしまいます。
中心にくる様に上部の梁を押して修正します。
おもりが中心にきたら、仮筋(かりすじ)という木材を斜めに打って固定します。
この仮筋は、この後の作業で外部の耐力面材や筋違を取り付けたら、外します。
それまでは至る所に仮筋を打つので、意外と建物内は歩きにくいです。
今日で予定通りほぼ組みあがり、レッカー作業は終了です。
天気が良く、わりと暖かくて助かりました。
昼ごろから、風が強くなってきてちょっと不安になりましたが、それほど強くはならずホッとしました。
明日は、夕方から上棟式を行います。 無事、上棟式が迎えれる様に、明日も安全に作業したいと思います。
長尾でした。