新建ハウジングという業界紙を見ていたら、11月22日に発生した長野県神城断層地震についてのレポートが載っていました。
全半壊100棟規模の地震でしたが、もうすでにテレビなどでは放送されることなくなってしまい、記憶から薄れてしまいそうですが、やはりしっかりと検証して次へ繋げていかないといけないと思いますね。
レポートの中には被害にあった建物の状況などが記載されていました。
こういったレポを見て思うのは、建物の強さは、そのまま命を守る強さになるということですね。
なにがなんでもガンガンに補強すべし!という事を言い出す人もいるけれど、災害後の避難行動や救助活動、そして復旧活動を行おうと思うと、まず最低条件として住居内に人が生存し動ける空間が確保されていることでしょう。
地震を受けた時に「建物は損傷するかもしれないが、倒壊はしない」ということで、古い家を現行の耐震基準に合わせないと意味が無い!というわけではないのです。
損傷の程度を少しでも軽減し、有事の時には最低でも生命を確保できるようにという補強の仕方があってもいいのではないでしょうか。
確かに補助金などは適用されないかもしれませんけどね。
それでも一番大事なものを守るために、なんらかの対策を講じておく必要はあるのではないでしょうか。