昨日は中津川産直住宅振興会の全体会議がありました。
振興会の会長である青山中津川市長も同席しての全体会議でしたので、興味深い話もたくさんありましたが、今日は別の話を。
岐阜県産直住宅協会の岩田事務局長からの話で気になることが・・・
なかなか利用が進まない【木材利用ポイント】ですが、なんと去年の12月に正式に「地域材」として米国産のベイマツを林野庁が追加認定したそうです。
今まで木材利用ポイントでいう地域材とは=国産材という扱いだったのでビックリです。
どういう経緯で追加認定になったんだろう?
とっても気になりますよね(笑)
追加認証されたといっても、現段階では内外装材として使う場合にベイマツもカウントできるという所までです。
構造材として使っていいかどうかは、各都道府県の判断に任せると・・・
なんだろ?この都合のいいやり方(笑)
さてこれをどう判断していくべきか・・・
一般ユーザーさんにとっては願ったり叶ったりですよね。
適用範囲が増えることでもっと【木材利用ポイント】が使いやすくなります。
実際、横架材にベイマツを多用している場合が多いので、そのままポイント貰えるわけですから、個で考えると当然賛成なんですよ。
ドンドン利用して、もっともっと木の家が増えていくことは喜ばしいことです。
でも【岐阜県】として考えた場合はどうだろうか?
今まで一生懸命国産材・地域材としてPRしてきたことが、あっという間に崩されてしまうんですよね。
岐阜県の80%以上の面積が森林です。その山の木と共に生きてきた産業がこの先この流れの中で生きていけるのだろうか?
今回の木材利用ポイントだけの問題ならまだしも、すでに他の外材も地域材として認めるように申請されているそうです。
なんとなくなし崩し的に「木」ならOK!的な考えになっていってしまうような気が・・・
良質なヒノキや杉に囲まれた地域に住むものとして、非常に悩ましい事です。。。。