早くに他界した同級生の家に、手を合わせに行った。
私の親友で、私が会社を初めて間もなく家を建ててくれたS君
仏様を拝んだ後に、奥様がこう言ってくれた

「この家は、私にとっては夢の家です。この家には愛がこもっています。
この家が建った時、主人と私との長い間の夢が実現されたのです。
設計は建築家にに頼まず、旦那と私と社長で作ったいえです。」
少し、家の中を点検しながら昔話をしてきました。
私にとっても初期の建物で、S君の思い出が詰まっている家です。
「あの時に、善ちゃんに建ててもらって本当に良かった、ありがとう」
「あなたが旦那の友人で本当に良かった」
こうして奥様に32年以上たった今でも大事に住んでもらえていて
私は「感動」して帰って来ました。
S君は家を建て間もなく亡くなりました・・・・・・・・。
でもその家には思い出と言う愛がいっぱい詰まっている事を
改めて知る事が出来ました。
今日ほど、「この仕事をしていてよかったな」
と思った事はありませんでした。
家と言う器の中に、家族がいて
「様々な暮らしがあって、幸せを感じて暮らす」
家とはそういうものなんだなと思うと・・・・・・・・
家という建物を売っているのではない!
暮らしという『幸せ』を提供しているんだと言う事を
しみじみと感じることが出来た日でした。
「ありがとうございます」 合掌
南無阿弥陀仏・・・・・・・