村田工務店のブログ

『木の文化と木の住まい』を読んで

『木の文化と木の住まい』  小原 二郎著

2020年の東京オリンピックのメインスタジアムである
新国立競技場が木材をふんだんに使った設計の
デザインに決まり、改めて木材が見直されてくると思い
この本を読む事にしました。

戦後、日本の住宅は洋風化が進み
マンションを中心にした鉄筋コンクリート(RC)が
もてはやされ、木造住宅もプレハブ等の工法が増え
多種多様な住宅環境が続いています。

そのような中、近年それぞれの工法に、マイナスの要因が
多く知られる様になってきたが、何の加工もしていない
木材を使用した従来工法には、その声はあまり聞かれない。

太い木を使った木造建築は、保存さえ良ければ、
数百年はもつ。
中には、法隆寺の様に千三百年たってもビクともしない物もある。

法隆寺ではなくても、地方には古民家と言われる
百年・二百年たった建築物も珍しくない。

適切な手入れ、特に土台部分を屋根をしっかり管理した物は
腐ったりせずに良好な状態に保たれている。

このような点をふまえて、今後の住宅建築は
リノベーションを中心になってくるのでは?
と考えられています。

これは、自然の流れで改めて、木の素晴らしさが
見直された結果であろう。

今年度からは、村田工務店でもリフォームに力を入れるので
このような点にも、意識をもって、頑張って行きたいと思います。

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